徳島ヴォルティスにアウェイで勝利し、清水エスパルスは、優勝はできなかったが、初めてだったJ2リーグを２位で終え、見事１年でJ1に自動昇格することに成功した。
昨年は、早々にJ2に落ちることが決定していたため、それは相当弱いことの証なので、このままJ2から抜けられないんじゃないかという不安がとてもあった。今シーズン始まって、その不安は的中。２位まで入るには、圧倒的な強さで他を寄せ付けてはいけないのに、６位までのプレーオフ圏内からも漏れることなどもあり、少し諦めも見え隠れしていた。
しかし、エスパルスはがんばった。アウェイで松本山雅に負けてから、がんばって、９連勝した。２位だった松本山雅は、そのまま勝てば自動昇格できたのに、終盤に来て、引き分け、負けと、失速し、エスパルスはついに松本山雅を抜いた。そして最終節でも勝利し、勝ち点は同じだが、得失点差で大きく松本を突き放し、J1へ戻ることができた。
もし、3位になって、プレーオフにまわっていたら、エスパルスは勝って昇格できたかわからない。大事なところで負けるのがエスパルスなのだ。だから、自動で昇格を決められたのはほんとうに大きい。
松本は、先日行われたプレーオフで、６位だった、エスパルスをこの前苦しめた岡山に負け、J1昇格の夢は断たれた。そういうことが起こるのだ。松本は頑張ってきたのにかわいそうだ。来年は上がってきてほしい。
今シーズンは、試合も練習もたくさん観に行かせてもらった。練習を見るたびに、不安になったが、本番ではみんなとてもよく頑張っていた。
特に、鄭大世と大前はほんとにすごかった。鄭大世はJ2得点王。大前は途中大きな怪我をしてかなり離脱していたが、得点ランキングは３位。しかも２位とは１点差なのだ。怪我してなかったら、１位２位はエスパルスの選手だったかもしれない。
エスパルスの昇格決定から少し時間がたっているため、もう興奮もだんだんと落ち着いてきて、いまはだんだん、１年でまたJ2に落ちないかが不安になり始めているが、もうひとつ気になるのが、もう１チームJ1に上がれるのはどこなのかということだ。１年間いっしょに戦ってきたので、なんだかとても気になる。３位の松本、５位の京都が負けて、４位のセレッソと、６位の岡山が試合をし、勝った方がJ1に上がることができる。
セレッソは、山口蛍がすごく頑張っているのを情熱大陸をみて、頑張ってほしいなあと思わされたし、岡山は、今回上がれば初のJ1だ。それはとても面白い。どちらが勝っても面白い。どちらも上がってほしい。この試合とても楽しみである。
あとは、今シーズンの王者が決まるチャンピオンシップ。第１戦は浦和が勝ったので、浦和優勢だが、三連覇したことのある鹿島がこのまま負けるわけがない。この試合も楽しみだ。
そして、この試合に勝った方が、すぐに始まるクラブワールドカップに出れる。もしかしたらレアルマドリードとできるかもしれない。クラブワールドカップはほぼ全試合テレビでやるはずだ。サッカーがテレビで放映されることほどうれしいことはないのだ。楽しみである。
もう１２月に入ってしまった。このまますぐに年が明けてしまいそうだ。１２月、このまま終わりたくない。うーん、終わりたくない。
７日の鈴木晶久ライブを楽しみに頑張ろうと思う。