バンコク旅行から1ヵ月近くになろうとしているのに
頭の中は暇さえあれば
「次はどこに行こうか」
ということばかりに埋め尽くされております。
そんな中
棚の奥にしまわれていた過去の旅行日記を
久しぶりにめくっていたら
どうにかこうにか
「自分が感じた」その一瞬一瞬を
記憶にとどめておこうと
懸命な自分に再会して
興味深く、なつかしく、
見入ってしまいました。
ずーっと夢見ていた
南仏ヴァンスにあるマチスの礼拝堂を
訪れた時。
達成感と、
そのあとの妙な喪失感と。
こんなのが数ページ続く・・(どんだけ)
初めてパリでバゲットを購入した際
感激のあまり長い袋をぺたり。
のみの市で拾った紙くず・・
個人的にはこれだけで
当時の雰囲気がよみがえってくるのであります。
絶品レモンメレンゲタルトを食べて
天にものぼる気持ちになりました。
ニースでとっても素敵なアトリエを見つけて。
この時購入したモビールは
今も我が家でやさしく揺れています。
バスク地方の街のレストランにて。
小躍りしたくなるほど美味しかった。
バイヨンヌの生ハム祭りに遭遇。
グロテスクなほどに
ぶら下がる生ハムたちと地元民の活気・・
おもちゃ箱のようだったアムステルダム
大通りから少し入った路地にある
小さなザツキン美術館。
心地よい静寂にひたる。
今や世界的に人気・・のローズベーカリー、
ひたすらに感激しました。
そこには
何十枚、何百枚の写真より
その時の空気、質感、感動を
伝えるものがあるような気がして・・
(あくまで自分にとって)
今の自分は
自分の尺度で
まっすぐに、目の前にあるものを
感じ取れているのか
そして
それをできるだけ忠実に
表現することを怠ってはいないだろうか
なんて、ちょっと考えてしまいました。
自分の中の
大切なものを、
ゆっくり見つめ直したくなる週末です。
(そこでなぜかH&M)