少し早いですが
父の日のお祝いで
久しぶりに両家で集まりました。
ずっと気になっていた
銀座の「シェトモ」にて。
アミューズの
ウニの貴婦人風。
ふんわり、スーッと
絶妙な口どけです。
生牡蠣を使った前菜。
牡蠣の出汁がきいたジュレに
牡蠣の身がとじこめてあり、
その上にはムース状のフォアグラ。
これがすばらしい三位一体。
ベーコンとエシャロットをのせて焼いた
スティック状のパンにつけても
変化がついてまた美味しい。
シェトモの代名詞ともいえる、
30種類前後の有機野菜を使った一皿。
ひとつひとつ
異なる下ごしらえ、味付け・・
気が遠くなる作業です・・
たとえば
ミニトマトは湯むきして
甘いシロップ漬けにしてあったり。
グリーンアスパラは
絶妙な歯ごたえを残して
ソテーされていたり。
ただ数で勝負、
というのではなく、
ひとつひとつがしっかり持ち味を発揮していて・・
野菜の宝石箱のようです。
北あかりを使った
ヴィシソワーズをはさみ、
（スプーンまでキンキンに冷たくなってサーブされました・・）
つづいてメインへ。
羊好きな私と旦那さんは
アイスランド産の仔羊のクスクス仕立てを。
テーブルでスープをたっぷりかけてくれます。
この羊の火入れ加減にびっくり。
豚ひれ肉のように
すっとナイフの入るやわらかさ。
両親たちはお店のスペシャリテ、
地魚のクネルのグラタン仕立てを。
クネルは、
白身魚などのすり身を使ったつみれのような・・
フランス・リヨンの伝統料理です。
ずっと隣のクネルに
心奪われていた私・・
デザートの説明は
このトレイを使って。
素材を眺めながら
想像力を働かせます。
私は
アメリカンチェリーのヌガーグラッセを。
ヌガーグラッセは
カラメリゼしたナッツやドライフルーツ、刻んだチョコレート
などをふんだんに混ぜ込んだアイスクリーム
のようなものですが、
こちらのはそこまで固く凍らせてなく、
ふんわりスフレ状の口どけ。
洋酒漬けのチェリーが中にもごろりと忍ばせてあります。
プリン+ヴァニラアイス、
の定番コンビですが
このスクエアの器でとてもスタイリッシュな印象です。
久しぶりの両家集合でしたが
終始楽しいおしゃべりが尽きず・・
父の日のお祝い、といえども
私自身がとてもうれしかったです。
みなさん、また近いうちに！