昨日NHKで興味深い番組をやっていました。
直木賞作家が美食の地を訪ね、
その体験をもとに小説を書く・・というもので、
今回は角田光代さんがスペインバスクを訪れていました。
たくさんの魅力的なお料理がぞくぞくと・・
このブログでも何度かバスクについて触れましたが
なんか妙に親しみを感じてしまうのです、勝手に。
実際滞在したのは1週間くらいだけなんですが・・
生活の中心に食がある、
すべてが食を中心にまわっている、
そんな暮らしぶりに
共感するからでしょうか。
そして固有の言語と文化、
いまだはっきり解明されないその民族のルーツとか・・
(そういった固有の文化を現代のバスク人がどこまで
ポジティブに受け入れているのかは謎ですが・・)
番組の中で
角田さんは、家族のつながりと食について
色々思いを巡らせていて、
その中で印象的だった言葉・・
「結婚とは相手の腹具合を常に心配すること」
「同じものを食べることで家族になる」。
私的には
ものすごくすとんと、すんなりと、
この言葉が体に入ってきて
なんともほっこりとした気持ちになりました。
ちなみに
最初の写真はアイノアという村、
2枚目はエスペレットという村です。
ついでにもう何枚か。
サン・ジャン・ド・リュズから
車で30分くらい山道を入ったところにあるパン屋さん。
水車で挽いた粉を使って
パンやお菓子を焼いています。
なんだか物語の世界です。
名物ガトーバスクがずらり。
カスタード入り、
黒さくらんぼジャム入りの2種類。
包みもかわいらしい。
泊まったホテル。
ホテル、というかおうちの一室のような。
とても居心地がよかった。
こんなところでなにもせずのんびり・・
そんな旅ができるのは
いつになることやら・・
とりとめもなく失礼しました・・
きっとまた懐かしくなって
つれづれなるままに登場させることでしょうけど。
ちなみに
このNHKの旅番組、
次回は江國香織さんがポルトガルを訪ねるそうで・・
こちらも見逃せない・・