早起きして朝食前の散歩に出かけました。
都会のひとごみは本当にいやですが
都会の街並みは好きなので
朝の人気のない都会の街を闊歩するのは
なんとも気持ちの良いものです。
ミッドタウン内の散歩道。
箱根の森みたいです。
(想像するところの）
斬新なすべりだいです。
青空によく映えています。
新国立美術館の前を通り過ぎる。
まだ一度も訪れたことがなかったので
思わぬ出会いに感激・・。
１時間ちょっと歩いてホテルに戻りました。
頭の中は朝ごはんのことでいっぱいに。
ビュッフェスタイルの朝ごはんです。
サラダバーのトマトひとつとっても
味が濃くておいしくて、「さすが・・」となりました。
すべてがいちいち美しいたたずまいをまとっているのです。
レストラン内には
野菜モチーフのオブジェがいろいろ・・
きのこと俺
りんごと私
私にしては控えめに朝ごはんを済ませました。
というのも今日のメインのお昼ごはんをしっかり堪能するためです。
旦那さんが内緒で予約してくれていた
広尾のイタリアンレストラン「イル・リストランテ・ネッラ・ペルゴラ」。
ふたりしてずっと行きたいと思っていたレストランです。
前菜、パスタ、メイン、デザートを
2種類から選べるランチコースです。
ディナーに比べてかなりお得なお値段です。
アミューズには
パルミジャーノのクレームカタラナ。
パルミジャーノチーズ風味のクレームブリュレのようなものです。
表面のカラメルのパリパリと
なめらかなクリーム、おだやかに感じるチーズの風味・こく・・
ひとくちサイズの中に広がる奥行きに
このあとのお料理たちへの期待が高まります。
かじきまぐろのアフミカート・たっぷりの旬の野菜
アフミカートとは燻製のこと。
ブロッコリー、ロマネスク（最近はやりの黄緑のカリフラワーのような野菜）
、えんどう豆、紅芯大根、黒大根、
ゆり根、いんげん、フルーツトマト、ジェノヴェーゼソース
と共に彩りよく盛られています。
ひとことで言い表すならば
とてもみずみずしくフレッシュ、
な味わいです。
野菜はそれぞれ絶妙な食感に火を通してあって・・
塩辛くも薄くもなく、まさにちょうどいい味のバランスに感動。
オリーブオイルや塩などの基本的な素材を厳選して
品質の良いものを使ってるんだろうな・・と感じずにはいられません。
旦那さんが選んだグリーンアスパラガスの温製サラダも
シンプルながら素材のおいしさがいきいきしていてとてもおいしかった。
アスパラがピーラーで縦長にスライスされたものと
ディルなどのたっぷりのハーブに、オイル、ヴィネガーくらいで
最小限に手を施されていました。
秋田羊とジロール茸のストロッツァプレッティ
ストロッツァプレッティとはうどん状のパスタのこと。
粉と水だけで作られていて、つるっもちっとした食感です。
国産の羊肉はあまりお目にかかったことがないので即決。
ジロール茸は和名であんず茸という、香り・食感ともに良い
まさにあんず色のきのこです。
羊肉とともに粗めに刻まれラグーソースになっています。
羊特有のくせもほとんどなく、どこか懐かしさを感じるような
甘めの味でした。
金目鯛のクロッカンテ・ぺぺローニソース
皮目をパリっと香ばしく焼いた金目鯛に
とっても甘いパプリカのピュレのソース、揚げた小茄子などが添えられています。
旦那さんは
ブレス地鶏のグリル・グリーンペッパーソースを。
しっかりとした歯ごたえと旨味があります。
水牛のリコッタチーズとドライフルーツのトルタ・ジェラート添え
お皿の上のミニマムな美しさにうっとり。
イタリア料理のデザートでよくリコッタチーズを使ったケーキやタルトを
目にしますが、しっとりとしてほのかな酸味が感じられて好きです。
ジェラートはレモンチーズケーキのような味がしました。
洋梨か何かのピュレのようなジャムのような・・ものが添えられています。
この3つを一緒に口に運ぶしあわせといったらありません。
旦那さんは
（というか私が2種類食べたいので有無を言わさず・・）
オレンジの花のはちみつとヴァニラのパンナコッタ・ルバーブのコンポート添え
見ての通りの味・食感です・・。
ふたりして大満足で店を後にしました。
ボリュームもありすぎず、食後感がとてもすっきりしています。
ホワイトアスパラガスやポルチーニ、ジビエ・・
旬のものが出るたびに食べに行きたいくらいです。
記念日をおおいに彩るランチとなりました。
それにしても1年はあっという間です。
もっともっと
みなさんに感謝の念を持って、
というかちゃんと表して、かたちにして、
日々過ごさなければ罰が当たる・・
と本気で思います。
もちろん旦那さんにもです。
いつもすべて受け入れてくれる
仏のようなだんなさんに
改めて感謝です。
すべてを受け入れる仏の図
みなさん
今後ともよろしくお願いします。
