moss blog

今日は友人ナオミさんとごはん。
中目黒の「mother esta」へ行きました。
以前ランチを食べに行った際えらく感激したため、
かなり期待して臨みました。

まずドリンクは
梨とレモンのジュースを。
フレッシュの梨をそのままミキサーにかけてあります。
甘ったるいのかな・・と心配しましたが、
レモンのすっきり感で思いのほかさっぱりとした甘さ・のどごしです。

他に魅かれたのが
いちじくのコンポートとスパークリングワインのカクテル。
ワインのしゅわしゅわといちじくのプチプチが
どんなかんじで広がるんだろう・・とかなり気になりました。

アミューズでは
2種のお芋のサラダと
かぶとごまのフリッタータ(オムレツに衣をつけて揚げてある。ふわっふわです)。

お料理は単品をシェアしました。
コースは前日までの要予約だそうです。残念。

1皿目は
かぶとビーツと鮮魚のカルパッチョ。
お魚が何か確認するのを忘れてしまいましたが・・
大きな白いお皿にスライスしたかぶ、魚、細長く切ったビーツが
放射状に均等に並べてあります。
そしてビーツのピュレをつかったソースの水玉模様がお皿を彩ります。
このビーツのソース、自然な色だとは信じられないほどうっとり美しい色をしています。
ブルーベリースムージーみたいな・・
そしてとても甘いのです。
あ、ビーツはお砂糖の原料か・・と今さらながら納得。

2皿目は
ズッキーニとブラウンマッシュルームのバルサミコソテー・
いちじくのキャラメリゼ添え。
こちらは長方形の白いお皿にのって登場。
全体的に茶褐色なものばかりなのに、
なんとも美しいたたずまいなのです。
分厚い輪切りのズッキーニと丸のままのマッシュルームが
見るからにおいしそうな焼き色をまとっています。
しっかりと歯ごたえを残してあります。
いちじくをペーストのようにつけていただきます。

3皿目はパスタ。
鴨のラグーのタリオリーニ・なすのペースト?添え。
ラグーといっても、かなり粗めにお肉をたたいてあって、コロコロしています。
てっきりボロネーゼの鴨肉版的なものを想像していましたが、
出てきたものはごま油ベースで、上には白髪ねぎとみょうががのっていて
アジアな雰囲気です。
これにとろとろのなすが合わさって・・
ちょっと油がきつめではありましたが、あとをひく味でした。

デザートは
生姜のシフォンケーキ・パイナップルのジンジャーマリネ、
十四穀米きなこアイスとたっぷりのホイップクリーム添え。
アイスには本当にプチプチと雑穀が隠れています。
きなこの香ばしい甘さととてもよくマッチしています。

以前はどんなにおなかいっぱいごはんを食べても、
デザートには、ボリュームも甘さもどっしりとしたタルトやガトーショコラを
ちまちまとひたすら集中して食べるのが好きだった私。
フルーツや、「とりあえず」的に添えられたクリームやソースの存在が
うとましいくらいでした。

いまさらになってやっと、
多種多様なデザートに出会う喜びを享受するようになりました・・
なんというか、「おやつ」と「デザート」の境界線を引くことを覚えたというか。
やはりデザートは食事の延長線上にあるものなんだと。
これ、自分的にとても「大人になったな・・」と思うポイントなのであります。

とかなんとかいいつつも、
今回はケーキがこのシフォンケーキしかなかった・・
というだけなんですけど・・


お料理はどれも美味しかったのですが、
そこまで「野菜の味がしっかりおいしい」という印象は受けませんでした。
あ、でもオーダーしたメニューがメニューですね・・
もう少し野菜が主役のメニューを選べばよかったのでしょう・・。

というか、それだけふだん自分が美味しい野菜に恵まれているということなんだ・・
なんて改めて思って、近所の八百屋さんとその先の農家さんに感謝するのでした。