本日の主役、ストウブ鍋。
結婚お祝いとして、前の会社の同僚の方たちにいただいたもの。
テリーヌ型はめずらしいです。
ずーっしりとした重さに、美味しい魔法をかけてくれそうな期待がふくらみます。
使おう使おうと思いつつ、なかなか登場の機会を与えてあげられていませんでした。
今日やっと陽の目を浴びるというわけです。
まずは朝ごはん。
じゃがいも、たまねぎ、にんにくを皮付き・丸のまま放り込み、
オリーブオイル、粗塩をかけ、蓋をしてオーブンでじっくり火にかけます。
30-40分ほどたったところで取り出してみました。
ずっしり重いふたを開けると・・
ジュジューッと香ばしく焼ける音とにおいがぶわ~っと立ち上ります。
ほこほこのじゃがいもに、これまたほくほくやわらかくなったにんにくをつけていただきます。
たまにおろしたパルメザンチーズもかけてみたり。
うーん、しあわせな朝のひととき・・
せっかくなので夜ごはんでもストウブ鍋を使おうということで、
かたまり肉を焼いてみることに。
黒豚肩ロース肉に粗塩、黒こしょう、甜菜糖、りんごのすりおろしをすりこみ、少し置きます。
フライパンで表面を焼き付けてから、ストウブ鍋へ。
じゃがいも、たまねぎ、にんにくも詰め込み、ふたをしてオーブンに入れます。
途中で上下をひっくり返して1時間弱ほど。
ちょうどよく、旦那さんの友人がごはんを食べにくることに。
かたまり肉が引き寄せたのでしょうか・・
いつものようにありあわせでちょこちょこ野菜料理を合わせます。
まずは大皿にどーんとサラダ。
残っていたワンタンの皮、ピーナッツ、ちりめんじゃこ、にんにくスライス、かぼちゃを
揚げて、クリスピーなトッピングを用意。
ざくざく切ったレタス、トマト、わかめ、ゆでたブロッコリーの上にたっぷりと散らします。
ドレッシングは、おとといの野菜の揚げ浸しに使った南蛮だれにごま油を混ぜて。
蒸しなすときゅうりのアジア風マリネ。
皮をむいてつるんと蒸したなすとカットしたきゅうりを
ヌクチャム(ヴェトナムの基本のたれ。ヌクマム、レモン汁、砂糖、にんにく、鷹の爪)と
自家製ラー油、白ごまを混ぜたたれで和えます。
そしてにんじんとツナのナンプラーソテーに、
作り置きのひじきの煮物。
このひじきの煮物も、定番の油揚げ&にんじんではなく、
油揚げの代わりにノンオイルのツナ缶(・・ツナだらけですいません)を使い、
にんじんの他にいんげんも加えて食べ応えあるかんじに。
出汁がしみたツナがなかなかごはんに合うのです。
さて、気になるお肉のほうですが・・
正直、火を入れすぎたかな・・という印象です。
男性2人はマスタードをつけながらうまいうまいと食べていましたが、
私としては目指した仕上がりにならずちょっとがっかり気味・・
やはりふたはしなくてよかったのかな・・
中途半端にりんごのすりおろしなんかに漬けなきゃよかったかな・・
次から次へと反省点が浮かび上がってきます。
しかし、そんな気持ちを一気に払拭するものたちが・・!
吉祥寺と西荻窪の中間にある人気のケーキやさん「アテスウェイ」のものです。
お友達がおみやげに買ってきてくれたのです。
私は手前の茶色いスクエアのケーキをメインでいただきました。
ほんのり塩味がきいたキャラメルクリームで、
底にはざくざくっとした、上等なクランキーチョコみたいなものが敷いてあって・・
このコントラストがたまりません。
そして、そのフォルムの美しさとクリームの軽さに驚いたのがこちら。
写真はすでに内部が明かされていますが、
外からはどんな構造・味のケーキなのか全く見当が付きません。
フォークを入れると、ふわりとしたクリームの中に
じゅく、じゅわー
とした確かな手ごたえが!
口に入れると柑橘系の(ライムかな?)さわやかな香りが広がり、
そして、冗談抜きに、口に入れたとたんに、ふぁんっと消えていくのです。
じゅくじゅくしたものはカシスのシロップをしみ込ませたスポンジ的なものでしょうか。
なんだか昇天してしまうんじゃないかというくらい、妙に感激してしまいました。
そのくらい幸せだったら
ちょっとくらい太ったって構いはしない、
というものです。
こうして今日もいっぱい食べてしゃべって笑って一日が過ぎていきました。
ごちそうさまです。