moss blog

西荻窪はほんとうに、
「ちょっとごはん」にちょうどよいお店の宝庫です。

今日のお昼は駅前近くの蕎麦屋「鞍馬」にて。
季節限定の青大豆入りひやしとろろそばを注文。

目の前にやってきたのは、
まるでフランス料理のグリーンピースのポタージュのように
クリーミーで繊細な薄緑色のとろろ。
青大豆、は枝豆のことなのでしょうか、とろろといっしょにすりおろされています。
口に入れると、淡雪のようにほわほわっとしています。
ここにめんつゆとわさびを入れていただきます。

こちらの蕎麦は、有機栽培の蕎麦の実をお店で挽いたものを使用しているとのこと。
しっかりとしたかみごたえがあって、かむほどに甘みが広がります。
確かにお値段は張りますが、なんとも背筋がしゃん、となるような美味しさです。
まあ、そんな語れるほど蕎麦を食べ比べているわけでもないのですが。

ささっとお蕎麦をたいらげたあとは、
甘味処「甘いっ子」へ。
この流れは以前からのお気に入りコースなのです。
といっても訪れるのはなんだかんだで2年ぶりくらいとご無沙汰でありました。

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私は自分的定番、杏あんみつを。
干しあんずの甘煮がのっているのです。

寒天の固さやえんどう豆の塩加減、
余計な着色がされていない求肥、
むやみにさくらんぼがのっていないところ、
まったりと舌ざわりのよいこしあん、
どろりと濃ゆい黒蜜・・

うれしい要素がつまったこの器の中の小宇宙、
ひとさじ口に運ぶごとに思わず顔がほころびます。

あんこラブな私は、
できるかぎりあんこのかたまりを崩さないように食べ進めていき、
でも「あんみつ」という名である以上、少しは寒天と一緒に口に入れつつ、
最後に残ったあんこを堪能するという・・
食べ方です。

そして旦那さんはかき氷を。
いちごミルク金時なるリッチな組み合わせです。

あまりに魅力的な姿だったため、再び・・

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ここのいちごは、出来合いのシロップではなく
いちご果汁を使用した自家製です。
そして器も、平皿というユニークなスタイルです。

ひとくちも味見をさせてくれなかったところをみると、
きっと見た目通りうっとりな味だったのではないでしょうか・・・