「とてつもない」
 麻生太郎外相の「とてつもない日本」などを読みますと、さすが大臣の「票田」だけあって?秋葉原から発信される「オタクやマンガの日本独自のサブカル(サブカルチャー)にも、耳を傾けてますよ~」という若年層へのアピールがこれでもかと出てきますね(笑)
 参院選が終わり自民党惨敗、国会ではねじれ現象の幕開けという時期ですが。麻生外相が公的な海外の余興でちょんまげでエクササイズしたとか、外務省の政務官室にしょこたんがコスプレ親善大使としてコスプレ軍団をひきつれて表敬訪問。などのニュースを見聞きすると大丈夫かな~などと感じてしまいます。個人的には大好きなお話ですが。
 数年前から秋葉原を発祥としたメイド喫茶が流行りましたが、それに対する「執事(バトラー)カフェ」というのが女子の間で秘かなブームというので、ちょっと前に二十代女子たちと視察に行ってきました。メイド喫茶に比べて数が圧倒的に少ないせいか予約で一カ月待ちの状況。イギリスのお城に住む奥様・お嬢様をお客にみたて、そこで働く従業員が賢く美しいバトラーというコンセプト。時間制で食事は西洋コース料理かアフタヌーンティーセット。お店の内装はちゃんとしたフレンチレストラン。
 「いらっしゃいませ」のかわりに「お嬢様おかえりなさいませ」。「ありがとうございました」のかわりに「お嬢様いってらっしゃいませ」。バトラーを呼ぶときに「すみませーん」と言わず、鈴をチリンチリンならす以外は、さして普通のレストランと変わらない雰囲気。
 「でも美和ちゃん、ボーイズラブの子ばっかだよ」と一緒に行った友達。ボーイズラブとは男同志のラブを描いた漫画のこと。そのボーイズラブ愛好家の女子というのが世の中にはいるらしく、独特の雰囲気を出しているとか。よおく周りの席をみわたすと、そんな感じの?一人で来ている女子たちが沢山いるのです。お客ウォッチが面白かったですね。
 フォートナム&メイソンでお茶するとお店の方がナフキンを膝にかけてくれる。エルメスで買い物するとバッグを持ってエレベーターまで来てくれるなどは、まったく執事カフェと一緒。となるとサービスの原点が とてつもなく詰まっているのが執事カフェかなと今回の視察で感じました。