つくづく思う事は・・・

　松岡利勝前農水相の死去に伴う、衆院熊本３区の補選で自民党は候補者の擁立を見送ったという記事が今日ありました。ついここ数日の熱い話題は年金やコムスン関連に集中し、松岡さんの死はもちろん、緑資源機構の談合問題についての記事も徐々にトーンダウンしていくのですね。
　松岡さんの死亡は現職大臣の自殺という事で大分ショッキングに語られていますが、政治家の死ほど現職の時に比べて小さいものはないとつくづく思うのです。それで言うとこの十年で一番酷かったのは宇野宗佑元総理大臣。あれほど「愛人問題の指三本」で世間を騒がせ退陣、スキャンダルの寵児にもなりましたが、お亡くなりになった時の扱いの小ささには、ムナしくなったほどです。橋本龍太郎元総理の死亡に関しても「龍様フィーバー」の時を思えばあっさりしたものでした。
　亡くなっても惜しまれる政治家の登場は、今の時代難しいでしょうかね。
　

　つい１カ月前の５月９日。自民党の派閥・志帥会のパーティーで実に快くLOXX.TVのインタビューに答えてくれた松岡前農水相。少し陰がありましたが一連の事件で疲れているのだな～としか思えませんでした。