今の勤務先の商品が紹介されている関係で、職場にほぼ毎号、VERYが届きます。
まさか知らない人はいないでしょうけれど、一応説明すると、VERYというのは、標準よりおそらく少し、もしくはかなり、リッチな生活を楽しんでいるママ向けのライフスタイル誌(と、私は思う)。
「(紹介されているアイテムの)ケタが違うんだよね~、私には」
と同僚に愚痴ってみると、
#紹介はされているものの、自社の商品はフルプライスではなかなか買えない。社割でも迷うくらい。
「そんなもんだって、誰にとっても。
読者のほとんどは“憧れ”でVERY買ってんだから。
だって、“夢”見たいじゃない。
余裕で手が届くものが載ってたってつまらないじゃない。
こんな家とか服とか、ダンナとか、私には違う世界って分かって読んでるんだよ。」
と言われました。
えっ、そうなの!?とびっくり。
憧れで買ってるんだ。
違う世界って分かって読んでるんだ。
もちろん、憧れでもなんでもなく、本当に参考にして、これに載ってるもの指名買いしてます、という人もいるんだろうけど、
読者の多数にとっては「普通」じゃなく、「憧れ」なんだ。
まぁ、「憧れ」を目にし続けていれば、いつかそれが「普通」に変わるのかもしれないし。
#正直なところ、その私が愚痴ったその同僚はバイヤーで、旦那さんは欧米人、かわいい女の子が一人いて、背も高くすらっとしていて、読者モデルになれそうな感じなのに、その彼女にさえもVERYって憧れなの!?と、びっくりしたのだった。
そうは言いつつ、今号はWMを扱ったページがかなり多くて、身近に感じる人もいた。
何度か転職して、子供のために短時間労働を選んだ人。
住んでいる地域、職種から、やっぱり私には縁遠い存在なのだけど、いくらリッチで恵まれていたって、みんな悩むことや考えることは似ているのかな、と感じたのでした。