この記事は、全5話で進める「小さなお店の口コミ返信・LINE返信・お知らせ文を整える副業」の第3話です。
第1話では、この副業が50代からでも始めやすい理由を整理しました。第2話では、小さなお店がどんな文章で困っているのかを見てきました。
第3話では、いよいよ実践に入ります。今回は、ChatGPTを使って「口コミ返信文」を作る手順を具体的に進めます。
口コミ返信は、この副業の入り口としてとても向いています。なぜなら、お客様が書いた口コミという材料がすでにあるため、ゼロから文章を考えなくていいからです。
口コミ返信は小さなお店の印象を左右する
小さなお店にとって、口コミはとても大切です。
整体院、美容室、カフェ、個人教室、サロンなどでは、初めて行く前に口コミを見る人が少なくありません。そこにお店側の返信があると、「ちゃんとお客様を見ているお店なんだな」と感じてもらいやすくなります。
反対に、口コミがたくさんあるのに返信がなかったり、毎回同じ文章だけだったりすると、少しもったいない印象になります。
もちろん、返信がないから悪いお店というわけではありません。店主が忙しく、そこまで手が回っていないだけのことも多いです。
だからこそ、口コミ返信文を整える副業には出番があります。
副業初心者が口コミ返信でつまずきやすい理由
副業初心者が口コミ返信でつまずく理由は、「正解の文章」を探してしまうからです。
口コミ返信には、絶対にこれが正解という文章はありません。お店の雰囲気、口コミの内容、お客様との距離感によって、合う文章は変わります。
たとえば、同じ「ありがとうございました」でも、整体院なら落ち着いた丁寧な言葉が合います。カフェなら少し親しみのある表現が合うかもしれません。個人教室なら、先生らしい温かさが大切になることもあります。
大事なのは、立派な文章を書くことではありません。
口コミを書いてくれた人に、自然に感謝が伝わる文章にすることです。
この考え方に変えると、口コミ返信はぐっと作りやすくなります。
口コミ返信で見るべき3つのポイント
口コミ返信を作る前に、まず口コミの中身を見ます。
見るポイントは3つです。
1つ目は、お客様が何を喜んでいるかです。
「説明が丁寧だった」「店内が落ち着いていた」「仕上がりに満足した」「先生が優しかった」など、口コミの中には必ずお客様が良いと感じた部分があります。
2つ目は、初回なのか、リピートなのかです。
初めての人には「初めてのご来店ありがとうございました」と返せます。何度も来ている人には「いつもご利用ありがとうございます」と返せます。
3つ目は、次につながる一言を入れられるかです。
無理に売り込む必要はありませんが、「また安心してお越しください」「次回も丁寧に対応いたします」といった一言があると、自然な返信になります。
この3つを見てからChatGPTを使うと、ぼんやりした文章ではなく、口コミに合った返信文を作りやすくなります。
ChatGPTにそのまま聞くと無難すぎる文章になる
ChatGPTに「口コミ返信文を作って」とだけ入力すると、たいてい丁寧な文章が出てきます。
ただし、そのままだと少し無難すぎることがあります。
たとえば、次のような文章です。
このたびはご来店いただき、誠にありがとうございました。温かいお言葉をいただき、大変うれしく思います。今後もご満足いただけるよう努めてまいります。またのご来店を心よりお待ちしております。
悪い文章ではありません。
でも、どのお店にも使える文章なので、そのお店らしさは少し弱くなります。
副業として価値を出すには、ここから一歩だけ整える必要があります。
ChatGPTに入れる基本の質問文
まずは、次の型を使ってください。
以下の口コミに対するお店側の返信文を作ってください。
業種は〇〇です。
口コミ内容は「〇〇」です。
丁寧で自然な文章にしてください。
長すぎず、口コミの内容にきちんと触れてください。
売り込み感は出さないでください。
この型を使うだけで、返信文の質が上がります。
ポイントは、「業種」「口コミ内容」「文体」「長さ」「売り込み感を出さないこと」を指定することです。
ChatGPTは、条件が少ないと無難な文章を出します。条件を少し足すと、使いやすい文章になりやすいです。
高評価口コミへの返信文を作る
まずは、高評価の口コミから練習します。
題材は次の口コミです。
初めて利用しましたが、説明が丁寧で安心できました。店内も落ち着いていて、またお願いしたいです。
この口コミに対して、整体院の返信文を作るとします。
ChatGPTには、次のように入力します。
以下の口コミに対する整体院側の返信文を作ってください。
口コミ内容は「初めて利用しましたが、説明が丁寧で安心できました。店内も落ち着いていて、またお願いしたいです。」です。
丁寧で自然な文章にしてください。
長すぎず、口コミの中の「説明が丁寧」「安心できた」「店内が落ち着いていた」に触れてください。
売り込み感は出さないでください。
すると、次のような返信文が作れます。
このたびは初めてのご利用、そして温かい口コミをありがとうございます。説明について安心していただけたとのこと、とてもうれしく思います。店内でも落ち着いてお過ごしいただけたようで安心いたしました。今後も丁寧な対応を心がけてまいりますので、またいつでもお気軽にお越しください。
この文章は、口コミの内容に触れながら、自然に感謝を伝えています。
特に大切なのは、「説明について安心していただけた」「店内でも落ち着いてお過ごしいただけた」という部分です。お客様が書いてくれた内容を拾っているので、定型文に見えにくくなります。
普通の口コミへの返信文を作る
次に、短くて普通の口コミを扱います。
高評価だけれど、内容が少ない口コミです。
ありがとうございました。また行きます。
このような口コミは、情報が少ないため、返信文を作りにくく感じるかもしれません。
でも、無理に話を広げる必要はありません。
ChatGPTには、次のように入力します。
以下の短い口コミに対するカフェ側の返信文を作ってください。
口コミ内容は「ありがとうございました。また行きます。」です。
丁寧で親しみやすい文章にしてください。
内容を勝手に増やしすぎず、自然なお礼文にしてください。
2〜3文でまとめてください。
返信文は、次のようにできます。
このたびはご来店いただき、ありがとうございました。また行きたいと思っていただけて、とてもうれしいです。次回もゆっくり過ごしていただけるよう、心を込めてお迎えいたします。
短い口コミには、短めの返信で十分です。
ここでやってはいけないのは、口コミに書かれていないことを勝手に足しすぎることです。
「コーヒーを気に入っていただき」と書きたくなるかもしれませんが、口コミにコーヒーの話がなければ避けた方が安全です。
副業として返信文を作る時は、口コミに書かれている内容から外れすぎないことが大切です。
少し困った口コミへの返信文を作る
口コミ返信で一番気を使うのは、少し不満が入っている口コミです。
たとえば、次のようなものです。
施術はよかったですが、待ち時間が少し長かったです。
このような口コミに対して、感情的に返してはいけません。
「混んでいたので仕方ありません」「予約時間通りに来ていただければ」などと返すと、お店の印象が悪くなることがあります。
まずは、不便をかけたことを受け止めます。その上で、今後の対応に触れます。
ChatGPTには、次のように入力します。
以下の口コミに対する整体院側の返信文を作ってください。
口コミ内容は「施術はよかったですが、待ち時間が少し長かったです。」です。
感情的にならず、丁寧に受け止める文章にしてください。
言い訳をせず、不快にさせない表現にしてください。
施術を評価してくれた点にも触れてください。
長すぎない返信文にしてください。
返信文は、次のようにできます。
このたびはご来院いただき、また施術についてのお言葉をありがとうございます。一方で、お待たせする時間が長くなってしまい、ご不便をおかけしました。今後はよりスムーズにご案内できるよう、確認と改善に努めてまいります。貴重なお声をいただき、ありがとうございました。
この返信では、まず来院へのお礼を伝えています。次に、施術を評価してくれた点に触れています。その後、待ち時間について受け止めています。
低評価や不満への返信では、言い訳をしないことが大切です。
お店側にも事情はあるかもしれません。でも、口コミ返信は反論の場ではありません。これから見る人にも読まれる文章だと考えて、落ち着いた表現に整えます。
口コミ返信で避けたい表現
口コミ返信では、避けた方がいい表現があります。
まず、相手を責める表現です。
「ご理解いただけなかったようで残念です」
「当店では通常通り対応しております」
「説明した通りです」
こうした言葉は、正しい内容だったとしても冷たく見えやすいです。
次に、大げさすぎる表現です。
「スタッフ一同、感激しております」
「最高のお言葉をありがとうございます」
「必ずご満足いただけるようにします」
熱量が高すぎると、お店の雰囲気に合わないことがあります。また、「必ず」と言い切る表現は、約束しすぎになる場合もあります。
最後に、口コミに書かれていない内容を決めつける表現です。
「リラックスしていただけたようで」
「お体が楽になったようで」
「楽しい時間を過ごしていただけたようで」
口コミにその内容が書かれていない場合は、避けた方が安心です。
口コミ返信は、上手に見せるよりも、失礼なく、正確に、感じよく返すことを優先してください。
ChatGPTで返信文を整える追加指示
一度作った返信文がしっくりこない時は、ChatGPTに追加で指示します。
たとえば、次のように使えます。
もう少し短くしてください。
少し堅いので、親しみやすくしてください。
カフェらしい柔らかい雰囲気にしてください。
整体院らしく、落ち着いた丁寧な文章にしてください。
売り込み感をなくしてください。
口コミの内容にもう少し具体的に触れてください。
このように、少しずつ調整します。
一度で完璧な文章を出そうとしなくて大丈夫です。ChatGPTは、修正しながら使う方が実用的です。
副業として提供する時も、最初の下書きで終わらせるのではなく、最後に自分の目で確認してください。
特に、店名、日付、メニュー名、スタッフ名などが入る場合は、間違いがないか必ず見直します。
口コミ返信サンプルを3つ作る
ここまでできたら、自分用のサンプルを作ります。
最初に作るのは、次の3つです。
・高評価口コミへの返信文
・短い口コミへの返信文
・少し不満が入った口コミへの返信文
業種は、整体院、美容室、カフェ、個人教室の中から1つ選ぶと作りやすいです。
たとえば、整体院を選ぶなら、次の3つを作ります。
高評価口コミ:「説明が丁寧で安心できました」への返信。
短い口コミ:「ありがとうございました。また行きます」への返信。
少し不満のある口コミ:「施術はよかったですが、待ち時間が少し長かったです」への返信。
この3つのサンプルがあると、あとでココナラやブログでサービス内容を説明する時に使えます。
サンプルは、自分の練習であり、販売ページの材料にもなります。
今日やる具体的な行動
今日やることは、口コミ返信文のサンプルを3つ作ることです。
次の3つの口コミを使ってください。
初めて利用しましたが、説明が丁寧で安心できました。店内も落ち着いていて、またお願いしたいです。
ありがとうございました。また行きます。
施術はよかったですが、待ち時間が少し長かったです。
まず、整体院、美容室、カフェ、個人教室の中から1つ業種を選びます。
次に、ChatGPTへ次のように入力してください。
以下の口コミに対する〇〇側の返信文を作ってください。
口コミ内容は「〇〇」です。
丁寧で自然な文章にしてください。
口コミの内容に触れてください。
売り込み感は出さず、長すぎない文章にしてください。
出てきた文章を見て、必要なら「短く」「親しみやすく」「落ち着いた雰囲気で」と調整してください。
今日の作業で、あなたの手元には口コミ返信文のサンプルが3つできます。
次回は、LINE返信文とお知らせ文を作る手順に進みます。口コミ返信よりも短く、でもお客様の安心につながる文章を、ChatGPTでどう整えるのかを具体的に見ていきます。



