この記事は、全5話で進める「小さなお店の口コミ返信・LINE返信・お知らせ文を整える副業」の第5話です。

第1話では、この副業が50代からでも始めやすい理由を整理しました。第2話では、小さなお店がどんな文章で困っているのかを見ました。第3話では口コミ返信文を作り、第4話ではLINE返信文とお知らせ文を作る手順を実践しました。

最終回となる第5話では、ここまで作ったサンプルを使って、いよいよ「副業として見せる形」に整えていきます。

ここで大事なのは、いきなり完璧な販売ページを作ろうとしないことです。まずは、誰に向けて、何を、どこまで手伝うのかをはっきりさせることから始めます。

副業初心者が販売前につまずく理由

副業初心者が販売前につまずきやすいのは、「自分の商品名」をうまく言葉にできない時です。

文章を作れる。ChatGPTも使える。口コミ返信もLINE返信も練習した。でも、いざ人に見せようとすると「私は何を売る人なのか」がぼんやりしてしまうのです。

ここで「文章作成します」とだけ書くと、相手には伝わりにくくなります。なぜなら、相手は文章作成が欲しいのではなく、自分の困りごとを解決したいからです。

お店の人が知りたいのは、次のようなことです。

「口コミに感じよく返信してくれるのか」
「LINEの予約案内をわかりやすく整えてくれるのか」
「臨時休業のお知らせ文をすぐ作ってくれるのか」

つまり、販売前に必要なのは、文章力のアピールではありません。

相手が困っている場面に合わせて、サービス名をわかりやすくすることです。

 

 

最初の商品は小さく絞る

ココナラやブログで副業として見せる時、最初から何でもできますと書くのはおすすめしません。

口コミ返信もできます。LINE返信もできます。お知らせ文もできます。プロフィール文もできます。SNS投稿もできます。こう書いてしまうと、一見便利そうに見えますが、買う側は何を頼めばいいのかわからなくなります。

最初の商品は、小さく絞った方が売りやすくなります。

たとえば、最初は次のような形です。

Google口コミへの返信文を3件分作成します

これなら、誰が見ても内容がわかります。口コミが届いているお店の人にとって、「これなら頼めそう」と感じやすくなります。

最初から大きなサービスにしなくて大丈夫です。

小さく始めて、慣れてきたらLINE返信文やお知らせ文を追加していく方が、初心者には安全です。

サービス名の作り方

サービス名は、むずかしく考えなくて大丈夫です。

大事なのは、誰の何を手伝うのかがすぐに伝わることです。

たとえば、次のようなサービス名が使えます。

小さなお店のGoogle口コミ返信文を作成します

整体院・サロン向けの口コミ返信文を丁寧に整えます

LINEで送る予約案内文をわかりやすく作成します

臨時休業や営業時間変更のお知らせ文を作成します

小さなお店の口コミ返信・LINE返信文を整えます

ここで大事なのは、かっこいい名前にしすぎないことです。

「文章で未来を変えるサポート」よりも、「Google口コミ返信文を作成します」の方が伝わります。

おしゃれさよりも、検索した人がすぐ理解できる言葉を選んでください。

最初に見せるメニューを3つに分ける

この副業は、最初から1つの商品だけでなく、3つの入口を作っておくと整理しやすくなります。

1つ目は、口コミ返信文作成です。

Google口コミや予約サイトの口コミに対して、丁寧で自然な返信文を作ります。高評価の口コミ、短い口コミ、少し不満が入った口コミに対応できます。

2つ目は、LINE返信文作成です。

予約確認、問い合わせ返信、キャンセル変更、体験レッスン案内、持ち物案内などを作ります。短く、わかりやすく、感じのよい文章に整えます。

3つ目は、お知らせ文作成です。

臨時休業、営業時間変更、月初のお知らせ、季節の案内、予約状況のお知らせなどを作ります。Instagram、LINE、店頭掲示に使いやすい文章にします。

この3つがあれば、「小さなお店の文章整え係」として見せやすくなります。

ただし、最初に販売する時は、この中から1つに絞って出してもかまいません。むしろ、初めてなら口コミ返信文から始めるのがおすすめです。

 

 

ココナラに出す時の基本構成

ココナラに出品する時は、販売ページに書く内容を型で考えると楽になります。

基本構成は次の通りです。

・誰向けのサービスか
・何を作るのか
・どんな悩みに対応するのか
・納品物は何か
・購入後の流れ
・対応できないこと
・最後の一言

この順番で書くと、購入者が安心して読み進められます。

たとえば、口コミ返信文作成なら、次のように整理できます。

対象者は、整体院、美容室、サロン、カフェ、個人教室などの小さなお店です。

作るものは、Google口コミや予約サイトの口コミに対する返信文です。

対応する悩みは、「口コミにどう返せばいいかわからない」「毎回同じ返信になる」「低評価への返信が不安」というものです。

納品物は、口コミ1件につき返信文1案、または必要に応じて2案です。

購入後の流れは、口コミ文を送ってもらう、業種や雰囲気を確認する、返信文を作成する、必要に応じて修正する、という流れです。

対応できないことも書いておきます。たとえば、虚偽の口コミ作成、過度な反論文、誹謗中傷を含む文章、法的判断が必要な内容などです。

このように、先に範囲を決めておくと、トラブルを防ぎやすくなります。

サービス紹介文の例

実際に使えるサービス紹介文を作ると、次のようになります。

小さなお店向けに、Google口コミへの返信文を作成します。
「口コミに何と返せばいいかわからない」「毎回同じような文章になってしまう」「少し不満が入った口コミへの返信が不安」という方に向けたサービスです。
お客様の口コミ内容をもとに、丁寧で自然な返信文に整えます。整体院、美容室、サロン、カフェ、個人教室など、地域密着のお店に合う落ち着いた文章を心がけます。

この文章は、派手な売り込みをしていません。

でも、誰のどんな悩みに向けたサービスかは伝わります。

副業初心者が最初に目指すべきなのは、「すごそうに見せること」ではありません。

安心して頼めそうと思ってもらうことです。

納品内容をはっきり書く

販売ページでは、納品内容をはっきり書くことが大切です。

たとえば、次のように書きます。

口コミ3件分の返信文を作成します。
1件につき返信文1案を納品します。
文体は「丁寧」「親しみやすい」「落ち着いた雰囲気」からお選びいただけます。
必要に応じて、短めの文章に調整することも可能です。

ここまで書いておくと、購入者は何が届くのかをイメージしやすくなります。

初心者ほど、「何でも相談してください」と書きたくなるかもしれません。でも、それだと相手も頼みにくくなります。

むしろ、できることを小さく決めておく方が信頼につながります。

最初は、口コミ3件分など小さな単位で始めることをおすすめします。

 

 

購入後の流れを作る

購入後の流れも、あらかじめ決めておきます。

たとえば、次のような流れです。

  1. 購入後、口コミ文を送ってもらう
  2. 業種とお店の雰囲気を確認する
  3. 希望の文体を確認する
  4. 返信文を作成する
  5. 必要に応じて修正する
  6. 納品する

この流れがあると、自分も迷いません。

さらに、購入者にも安心感があります。

ココナラでは、購入後のやり取りが発生します。そこで毎回何を聞けばいいかわからないと、作業が止まってしまいます。

だから、最初に聞く項目をテンプレート化しておきます。

購入者に最初に聞くこと

口コミ返信文を作る場合、購入者に聞くことは多くありません。

まず、口コミ本文。次に、業種。お店の雰囲気。希望する文体。入れてほしい一言。避けたい表現。

これだけで十分です。

購入後のメッセージは、次のようにできます。

このたびはご購入ありがとうございます。
返信文作成のため、以下の内容をお送りください。

  1. 返信したい口コミ本文
  2. 業種
  3. お店の雰囲気
  4. 希望の文体
  5. 入れたい内容や避けたい表現
    確認後、口コミ内容に合わせて返信文を作成いたします。

このようなテンプレートを用意しておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。

ChatGPTに「購入後メッセージを作って」と頼んでもよいですが、最後は自分が使いやすい形に整えてください。

価格より先に実績を作る意識を持つ

最初から高い価格をつけようとすると、手が止まりやすくなります。

もちろん、安売りし続ける必要はありません。ただ、初めて販売する段階では、価格よりも「納品できた経験」を作ることが大切です。

最初は少ない件数、短い文章、小さな範囲で始めます。

たとえば、口コミ返信3件分。LINE返信文3本。お知らせ文1本。このくらいなら、初心者でも取り組みやすいです。

大事なのは、無理なく納品できる範囲にすることです。

副業は、最初の1件で疲れ切ってしまうと続きません。

自分が続けられる小さな商品にすることが、長く続けるためのコツです。

継続利用につなげる考え方

この副業の良いところは、継続利用につなげやすいことです。

口コミは新しく増えます。LINE配信は毎月必要になります。営業日や予約状況のお知らせも、月ごとに変わります。

だから、最初の納品が終わった後に、自然な形で次の提案ができます。

たとえば、次のような一言です。

今後、口コミが増えた際の返信文や、月1回のお知らせ文作成も対応できます。必要な時はお気軽にご相談ください。

これくらいで十分です。

強く売り込む必要はありません。

お店側が「また文章で困ったらお願いできる」と思ってくれれば、次につながります。

継続メニューにするなら、次のような形が考えられます。

月5件まで口コミ返信文作成。
月1回のお知らせ文作成。
LINE配信文を月2本作成。
口コミ返信とお知らせ文のセット作成。

このように、毎月必要になる文章をまとめると、継続利用につながりやすくなります。

対応できないことも決めておく

副業として安心して続けるためには、対応できないことも決めておきます。

たとえば、次のような内容は避けた方が安全です。

・事実ではない口コミの作成
・口コミ評価を操作する行為
・相手を攻撃する返信文
・法的判断が必要なクレーム対応
・医療効果を断定する文章
・誇大広告になる表現

この副業は、あくまで「文章を整える仕事」です。

お店の評判を不正に操作したり、事実と違う内容を作ったりする仕事ではありません。

長く続けるためにも、最初から線引きをしておくことが大切です。

違法行為やグレーな手法に近づかず、安心して使える文章を作ることを基本にしてください。

 

 

ChatGPTを使った販売ページ作成の練習

最後に、ChatGPTを使って販売ページの下書きを作ります。

次のように入力してください。

ココナラに出品するためのサービス紹介文を作ってください。
サービス内容は、小さなお店向けにGoogle口コミへの返信文を作成することです。
対象は、整体院、美容室、サロン、カフェ、個人教室です。
悩みは、口コミに何と返せばいいかわからない、毎回同じ文章になる、低評価への返信が不安というものです。
初心者にも伝わるように、丁寧でわかりやすい文章にしてください。
誇大表現は使わず、安心して頼める雰囲気にしてください。

出てきた文章を、そのまま使う必要はありません。

長すぎる部分を削り、自分の言葉に直し、できることとできないことをはっきりさせます。

ChatGPTは販売ページの下書きを作る相棒です。

でも、最終的に「この内容なら自分が責任を持って納品できる」と思える形にするのは、自分の役割です。

今日やる具体的な行動

今日やることは、ココナラに出す前提のサービス案を1つ作ることです。

まず、次の中から最初の商品を1つ選んでください。

・Google口コミ返信文を3件分作成
・LINE予約案内文を3本作成
・臨時休業や営業時間変更のお知らせ文を1本作成
・口コミ返信とLINE返信のミニセット作成

次に、以下の5つを書き出してください。

・サービス名
・対象者
・納品内容
・購入後に聞くこと
・対応できないこと

たとえば、口コミ返信文ならこうです。

サービス名:小さなお店のGoogle口コミ返信文を3件分作成します
対象者:整体院、美容室、サロン、カフェ、個人教室
納品内容:口コミ1件につき返信文1案、合計3件分
購入後に聞くこと:口コミ本文、業種、お店の雰囲気、希望の文体、避けたい表現
対応できないこと:虚偽口コミ、攻撃的な返信、法的判断が必要な内容、医療効果を断定する文章

ここまで作れたら、この5話で進めてきた副業の土台は完成です。

最初から大きく稼ごうとしなくて大丈夫です。まずは1つの商品を作り、1つのサンプルを整え、1人に伝わる形にする。そこから少しずつ改善していけば、あなたの副業は現実の形になっていきます。

焦らず、今日できる小さな一歩から始めていきましょう。