2007志賀高原その2 | さのdeスキー倶楽部

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子供たちと回った全国各地のスキー場とホテルの情報。
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 山頂についてまず昼食をとることにする。横手山ヒュッテの入口には人気者のハスキー犬がいるのだが、この日は余りの寒さのため屋内に引っ込んでいた。横手山ヒュッテの名物は国内最高峰の場所で焼かれたパンとボルシチ。冷えた体には最高のメニューだ。妻と子ども達はきのこ雲スープを注文し、舌鼓を打っていた。約1時間ほど屋内で体を温めた後、いよいよゲレンデに出る。横手山スキー場の奥に渋峠という小さなスキー場があるのだが、人が少なく安心して滑る事ができるのでここに向かう。ヒュッテから渋峠に向かうルートの脇には大きな樹氷が立ち並んでいる。何という高さだろうか?昨年来た時はこんなにも大きなものではなかったが、やはり2月頃に来ると規模が違うようだ。元の樹形も完全に消え、約3mの高さにまで達した氷の柱が何本も連続して立っていた。蔵王の頂上にモンスターと呼ばれる巨大な樹氷ができる事があるが、それを髣髴させるほどのものだった。



 
↑横手山ヒュッテの看板            ↑人気者のハスキー犬も寒そうだった

 
↑名物のボルシチ。野菜が大きなかたまりのままゴロゴロ入っている。↑きのこ雲のスープを食べてご機嫌な長女。


 樹氷群を抜けた後、渋峠ゲレンデに出てここを一本滑る。雪はキュッキュッと音がするほどのいい状態。こんな雪は北海道でもキロロやニセコなど一部のスキー場でしか味わった事がない。滑る環境は最高なのだが、ここのペアリフトはフードが付いておらず、この気温で吹雪いたら耐えられない。見る間に体が凍り付いてきた。一本だけ滑って限界が来たので、昨年滑る事のできなかった熊の湯スキー場へ向かう事にする。妻と子どもは渋峠で凍えたようなのでヒュッテでしばらく休憩。筆者は横手山のコースを何度か滑り、コースの状況を調べた後、再び家族で出発した。


 
↑モンスターに匹敵する巨大な樹氷    ↑渋峠で凍えながら滑る長男と妻

 ところがここで思わぬ事件が起きた。横手山を下っている途中、少し急な斜面があったので妻は迂回コースを進む事になった。母思いの長男も妻に付いて行く。筆者は長女と急斜面を降り、合流地点で二人が降りてくるのを待った。ところが、いくら待っても降りてこない。携帯も通じず、そのうちに風も強くなってきたのでいったんリフト下のレストランに移動する。再び携帯で連絡をとると、妻が出た。「ここはどこ?標識も何もないので場所が分からない!」と叫んでいる。そういえば妻は筋金入りの方向音痴。迂回コースの途中で間違った方向に進んだに違いない。(昨シーズンのように中級コースを転びながらでも降りさせれば 良かったか?まさか危険な場所には出ていないだろうと案じながら長女を待機させて筆者は再び探しにリフトを上がる。迂回コースに入りゆっくりと滑り降りてゆくと、思いがけない方向から「パパー」と叫ぶ声がする。長男の声だ。見ると熊の湯との連絡コースでもそもそ動いている二人の姿を見つけた。どうやら途中でコースの標識を見落とし、連絡コースに迷い込んだようだ。妻いわく、「雪上車が現れたのでこちらのコースが正しいと思った。」長男はきちんと看板を確認して正しい方向を指示していたようだが、妻は自分の判断を信じたと言う。今月は栂池で長女。大山では長男。そして遂に志賀高原では妻が迷子になった。



↑途中で迷子になった妻と長男


 とんだ事で時間をロスし、リフト終了の時間が近づいてきたので熊の湯は諦め、ホテルに戻ることにした。夕食後、滑り足りない筆者は一人でゲレンデに出る。ホテルの前には蓮池、丸池、サンバレーの三つのスキー場がある。雪質ももちろん横手山ほどではないが、夜になって冷え込んできたため軽い雪質が復活してきている。一番奥のサンバレースキー場はメインゲレンデの滑走距離800mは少々物足りないが、広さが100mある他、クワッドリフトでどんどん運んでくれるので練習にはもってこいだ。斜度も平均18度と快適な中斜面が続いている。ここで1時間ほど滑った後に、丸池ゲレンデまで戻って日本最古のリフト発祥の地「丸池Aコース」に入った。このコースはこれだけを滑るために丸池ゲレンデを訪れる人がいるほどの名物コースだ。最大斜度32度、平均斜度27度のコブ斜面は筆者の技術の域をはるかに超えているが、雪が軟らかかったため何とか降りてくることができた。ホテルに戻ると、長男が37度6部の熱。横手山で冷えたせいだろうか。夜の9時には電気を消して就寝。


 
↑ホテルでは茶道クラブの長女がお茶を入れてくれた ↑体操をやっている長男は腕前を披露