(期日)2007年2月 (宿泊)日帰 (移動手段)車
(腕山HP) http://www.town.ikawa.tokushima.jp
昨年子どもたちが出場して苦杯をなめた井川町長杯。今年は市町村合併で三好市長杯となった。長男の今シーズン最大の目標はこの大会で3位以内に入ってトロフィーを貰う事らしい。10月の合宿の時にも護摩祈祷のお札にこのことを書いていた。この大会は剣山の大会のように小学校低学年と高学年のクラス分けがないので、まともに戦えば勝負は厳しい。しかし、普段長男とは競争相手の筆者だが、今日は何とか子どもの願いを実現し長男の喜ぶ顔が見たいという親心が強く芽生え、勝つための作戦を練った。
作戦その1 普段早朝から出かけている腕山だが、体力を温存するためこの日は昼の2時頃到着するよう出発。
作戦その2 お昼はうどんを食べ、熱やエネルギーに変わる炭水化物を補給してエネルギーを充填。
作戦その3 レース用スーツとスタートワックスで空気抵抗を軽減。
作戦その4 最後は神頼み。レース前にカツカレーを食べてレースに勝つ!
↑板に自ら磨きをかける長男 ↑カツカレーがなかったので、カレーを食べる。・・・意味なし
以上万全の体制(?)でレースに臨む。長男の今年の目標を聞くと、昨年は1位をとると息込んでいたのだが 、「3位以内」と意外に謙虚。先月の剣山レースを体験してそろそろ自分のポジションが見えてきたようだ。昼前に家を出発。お昼御飯は貞光の「のぶ」へ。店の入口に長男そっくりの人形が置いてあって驚く。何か御利益があるかも知れないのでお祈りをして店を出る。山を登ってゆくたびに、だんだん霧が立ちこめてきた。10m先が確認できない状況になって、果たしてレースをすることができるのだろうかと心配したが、昨年も同じような天気で夜には空が晴れたことを思い出し、今年も大丈夫だろうと思った。
スキー場に着くと既にジュニアの選手が何人か滑っていた。子どもたちもすぐに着替えてゲレンデに出る。ゲレンデの雪はザクザクだ。前日の雨に加えて3月並みの高温のためどんどん雪が溶けている。コンディションは最悪だが他の選手も同じ条件なので仕方がない。上まで上がって一本滑る。高温用のワックスを塗っていたのでまあまあ滑りがよい。しかし、上部も深い霧が立ちこめ前方の確認ができない。怪我をしてもいけないので練習は短時間で切り上げた。その後も一向に天気は回復せず、夕食後いよいよレース本番となった。
↑コースには深い霧が立ち込めていた ↑レース前のインスペクション
最初にコースの様子を調べるインスペクションがあり、一本一本ポールの位置を確認していった。コースは硝酸アンモニウムを捲いて随分固くなっている。相変わらず霧がすごいのでうっかりするとポールを見落としそうだ。そんな中、レースの時間が訪れ、インスペクションの時間が終わりを告げた。さてここから筆者は忙しい。レーススタートまでの時間にスタートワックスを6本の板に塗らなければならない。昼間にはスタート地点に調整台が設置されていたのだが、いつの間にか撤去されているので雪面に直接板を置き作業を始めた。しゃがみ込んでの作業は腰に大きな負担がかかる。ワックスを塗り、コルクで広げて馬毛ブラシをかける。この作業を三本もやっていたら身体がガクガクになってきた。6本を仕上げた頃には精根尽き果てた状態だった。他のジュニアの選手も何人かワックスを掛けている。筆者が仕上げた板を雪面に寝かせていたら、元キャプテンが「雪面に立てておかないとワックスが剥げますよ。」と教えてくれた。まだまだメンテには奥深いノウハウがある様だ。もっと研究を積まなければならない。
さて、スノーボードの部が終わってスキーの部になり、まず小学校女子からスタートする事になった。長女の順番は1番。スタート地点に昇っていって、スタートを待つ。たくさんのジュニアのメンバーが「頑張れ」と声をかけ応援してくれている。そしてスタート。スタートの号令と共に飛び出すべきなのだが、一瞬身体が硬直する。最初のスタートで緊張しているのか?「はよ行け!」と声をかけるとやっと滑り出した。見る間に霧の中へ消えていったので、どのようになったのかさっぱり分からない。続いて小学生男子。こちらも長男は1番。我が家は受付順が早かったので、みんな早いスタートになっているのだ。長男のスタートは良かった。視界の限界である1本目のポールまではいいダッシュをかけられた様に思う。その後どうなったのかはやはりわからない。
↑スタート前の長女 ↑スタート!勢いよく飛び出した。
↑長男もスタート! ↑結果はいかに?
そしていよいよ成人の部。メンバーを見ると香川や愛媛、遠くは兵庫からも参加者が集まっている。県内の出場者はほぼ半数。霧が出て様子が見えないのは筆者にとっては好ましい状況だ。他の選手と比較される事がないので何か分からないうちにレースを終わることができる。筆者の時間が来た。スタートと同時に勢いよく滑り出した。しかし、霧で前が見えない。ポールの位置を確認するのが後手になるので、ターンのタイミングがずれ込んでしまい、ポール際で急なターンをして板がずれる。何度もガリガリいう音を鳴らしながら、斜面の下までやってきてフィニッシュ!ラストはクラウチングで勢いよくゴールインと思ったら、視界の端に白いものが写った。あれは・・・ポールだ!最後のポールを見落とし、そのままゴールインしてしまった。慌ててブレーキをかけたが間に合わず。とぼとぼロッジに引き上げると、妻がいた。聞くと長女も長男も同じ所でポールを外したらしい。インスペクションの時にしっかり確認しておけば良かった。
そして結果発表。時間だけでも確認しようと記録を見に行った。長男は46秒43。長女は41秒50。二人とも失格(DQ)となっている。しかし筆者はポールを外したにもかかわらず、36秒27と結果が印刷されていた。どうやら審判員がポールを外したことを見落としたらしい。この結果、筆者の記録は公式記録に載ることになった。順位は18人中15位(2名はDQ)。つまりビリ2である。こんな恥ずかしい結果が載る位なら失格の方が良かったかも知れない。長男に結果の感想を聞くと「ポールの位置が悪い。」とのお言葉。いつもなら笑い飛ばす所だが、今回はポールを外して失格になる者が続出した事から、あながち間違いとは言えないかも知れない。
これで今年のレースは終わり。来年は子どもに全敗しないように頑張ります!(筆者談)
