お陰様で母は順調に回復しています。
リハビリの賜物か、悪運の強さか(苦笑)、脳梗塞発症当初見られた右半身マヒもほとんどわからないくらいになりました。
むしろ入院当初よりも元気なくらいです(苦笑)
まぁ、入院前はほとんど食事ができずにいましたが、入院後はかなり食事ができるようになったようでしたから。輸血の効果もあるでしょうけど・・・。
そうなってくると、「退院」という二文字が頭をよぎるようになります。
病院という場所は、治療が終ってもいられる場所ではありません。
特に今母が入院している病院は救急病院ですから。
退院したら、普通ならば、そそくさと自宅に戻るところでしょう。
しかし、母の場合、そうはいきません。
病院にいる間はなんの不自由もなく過ごせているようです。
しかし、自宅に帰ればそうはいきません。
今の母に自宅で生活しろといっても、最初のうちはいいかもしれませんが、そのうちちょっと前の状態に陥ってしまうのは目に見えています。
二人して認知症を患ってしまった夫婦の二人暮らし。
そう長い間この暮らしを継続することは不可能であることはわかっています。
でも、可能であるうちはそれを続けさせてあげたい、そして、できるだけ長くそれを維持したい、それが私達姉妹の願いです。
その為に必要なこと・・・
母の場合は、体力=筋力アップが不可欠です。そう私たちは思います。そして、体力アップが生活していくという気力にもつながるのではないかと・・・
その為に、今の病院を退院したらすぐに自宅に戻るのではなく、ちゃんとした施設に転院あるいは入所してリハビリをしっかりとやって体力を取り戻したのちに自宅に帰る・・・そんなふうにプランを立てていました。
そして、転院(入所)先の候補として・・・
①リハビリ専門病院
②回復期リハビリ病棟
③介護老人保健施設
あんまり詳しくないので、正確な名称かどうかちょっと不安なんですが・・・。
この3種類が考えられるわけです。
それぞれ、疾患や麻痺の程度などいろいろな入所基準があるようです。
そして、当然のことながら、リハビリの内容や時間数、などにも違いがあります。
リハビリの内容や時間数、病院内の雰囲気から、妹は転院するならばリハビリ専門病院がいいと言っていたんです。
しかし、今回の入院のきっかけとなった、大腸の憩室炎では①と②は適応外ということでした。
が・・・・なんとで、脳梗塞を起こしたおかげで、リハビリ専門病院に入所できる希望も出てきました。つまり、脳梗塞という病名がプラスされたおかげで適応範囲内になったわけです。
で、今入院している病院のソーシャルワーカーさんとも面談、色々とお話を聞きました。確かに疾患名からすると適応範囲内ではあるけれど、後遺症がほとんどないので無理なんじゃないのか・・・ということでした。
そこで、今の状態では病院内ではいいかもしれないが、自宅に帰っての生活はとっても無理であること、近い将来元の木阿弥になってしまうことを訴え、なんとか、転院先候補の病院数か所に打診してもらえないか頼み込みました。
と同時に、①②が全滅だった時のために、③の施設にも1か所お願いしました。
で、さすがに多分ここは大丈夫だろうと言われていた③のSという施設からは早くからOKのお返事をいただき、明日面談ということになっていました。
ソーシャルワーカーさんにしつこいくらいに確認しましたが、万が一にも①もしくは②の病院に入ることがきまったら、そちらはお断りしても、どこにも迷惑は掛からないとのことで、安心はしていました。
で、今日になって、②に該当する I 病院から面談OKという返事がきました。ほとんど諦めていたので、嬉しい展開になってきました。
面談=即転院OKというわけではなさそうなんで、まだ油断はできませんが・・・。
精いっぱい、私達の考えを伝えてこようと思います。
そして、願わくば、それが、相手にも通じますように・・・。