●アメリカ人15人に1人が年収50万以下の『超』貧困層
 
 
http://uskeizai.com/article/233662970.html  
 
州別フードスタンプ受給率
全米州別フードスタンプ受給率.jpg
Source:Daily Mail
 
フードスタンプ(食料費補助制度)の受給者は、1年で8.1%増加し合計4580万人が受給。これはアメリカ人口の15%にあたる。労働力人口では4人に1人がフードスタンプに頼るという異常な事態。
 
フードスタンプ受給率 ワースト州
1 ミシシッピー州 21.5%
2 ニューメキシコ州 20.7%
3 オレゴン州 20.6%
4 テネシー州 20.2%
5 ルイジアナ州 19.9%
 
 
 
 
 
アメリカ人の15人に1人はフードスタンプ受給の貧困層。さらに、所得で5,570ドル以下の個人、もしくは11,157ドル以下の4人家族である『超』貧困層は2050万人(米人口の6.7%)
 
 
戦後不況別雇用回復推移
戦後不況別 雇用回復推移.jpg
Source: Calculated Risk
 
10月の失業率は9.0%と前月より0.1ポイント改善というが、雇用の回復は戦後最悪の状況だ。政府は「不況終了宣言」したものの、職が見つからないアメリカ人は、貧困層へ没落し不満が高まっている。
 
 
 

そりゃあなあ。。。「超」貧困層が2050万人。フードスタンプに頼る層が4500万人。
 
これが世界一位の実情。
 
失業率も実質的な数字で言えば16%とか。
 
これが素晴らしい国、素晴らしい政治とは言えないわな。
 
所得の再分配機能をある程度きちんと復活させるだけでも相当に変わると思うのだけどなあ。
それがもう出来ない。
 
意味不明だよね。確かに富裕層などはそんなことやられたらたまらんので、必死に抵抗するのだが、民主主義において投票権の数は金持ちも貧乏人も変わらない。
だけど貧乏人が金持ち優遇の政策を応援しちゃう。
 
国民皆保険をやろうとごく当たり前のことを言っただけで社会主義者のレッテルを貼られる。
 
格差社会を訴える運動はイマイチ広がらない。
 
共和党の候補者選びでは、極めて新自由主義的政策を訴える奴の人気が急上昇したり。
 
オバマも確かにダメダメであるが、一方で国民自らがオバマのやろうとしていることに反発し、共和党の政策を支持しているのだからどうしようもない。
 
オバマが格差是正のための経済対策や税制改正をやろうとしても、共和党によって潰される。国民もなぜか共和党の政策を多くが支持する。
 
どんどん自分たちが貧乏になっていってるんだがな。
 
 
不良債権処理がまだ片付かないのに、財政出動が困難になってしまったが、果たして今後どうなるのやら。
 
次に共和党政権となったら酷いことになると思うがね。
かと言ってオバマが良いかと言えばそんなこともないし(笑)
 
なかなかに難しい選択だね。