27日東京株式、日経平均小幅続伸・FOMCを控えて上下ともに動き難い展開に

27日の東京株式市場は小幅続伸。日経平均株価は前日比19円41銭(0.13%)高の1万 5171円81銭で引けた。

前日の米国株高を受けて電機ハイテク株を中心に買いが先行する展開で始まったことから、日経平均株価は前日比13円高の1万5165円で寄り付いた。しかし、その後は今週末に開催予定(28、29日の2日間)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする見送りムードが広がったことから、指数は上下ともに動き難い展開となるなか、終日、前日終値を挟んだ小動きな値動きに終始した。

今後の日米両方の株式市場に大きな影響を与えることとなるFOMCは日本時間で金曜日の深夜にFOMC終了後の声明を発表することとなっている。

今回のFOMCで0.25%の利上げが実施されることは既に織り込み済みとなっているが、機関投資家を中心に終了後の声明で米連邦準備制度(FRB)がインフレに対してどのような見解を示すが注目を集めるところとなっており、この声明を内容を見極めたいとする動きが強まっていることが手控えムードを強めさせる要因となっている。

また、村上ファンドの拠出問題で野党から辞任要求が強まっている福井俊彦日銀総裁に関連して、福井総裁の金融資産総額が3億円近いことが明らかになる一方で、福井総裁の妻名義で阪神株2000株を保有していたことなども同時に明らかになるなど、福井総裁の責任問題は改めて与野党間の政争の種として紛糾してきそうな勢いとなってきていることなども上値を抑えるもう一つの要因となった。

小幅高となったものの、東証1部出来高は14億7086万株、売買代金は1兆8464億円と連日の薄商いが続いており、相場が上下どちらかか、その方向性を示し始めるのはFOMCの結果が確定する来週以降ということになりそうだ。

06月27日(火)東京株式市場情報
◎日経平均株価
大引  15171.81 (19.41)
始値  15165.63
高値  15207.38
安値  15095.11

◎TOPIX
大引  1549.37 (0.40)
始値  1550.75
高値  1554.20
安値  1542.91


まったくどっち付かずの値動きに終始しましたね。

日経平均に概ね連動している不動産などはまったくの不調。アルデとアセットマネージャーズはまあまあでしたが、クリード・パシフィック・ケネディクスは損切りに(泣)


ただ、サイボウズが見事ストップ高に!!!これが大きかった。結果は大勝利でした~♪