NY午後 2006/05/06 05:18
来週の最大の注目点は水曜日のFOMCと、その後に発表される声明文だ。今回の利上げ(4.75%→5.0%)は折込済みであるが、来月の利上げに関してはマーケットの観測は揺れている。声明文がよほどタカ派的なものにならない限り「利上げ打ち止め」の見方のほうが多勢を占めるだろう。FF金利市場を見てみると利上げ観測は3-4割程度のようだ。またバーナンキFRB議長の先日のコメントからも分かるように、ますます今後の経済指標が重要視されるだろう。その意味でも木曜日の小売売上高はインフレ関連指標の1つであることから、注目度は高い。またRBAは14ヶ月ぶりに利上げを行ったが、インフレ圧力に注意を払っている状況に変わりなく月曜日のRBA四半期金融政策報告にも注目したい。 USD/JPY 112.45-50 EUR/USD 1.2726-33 EUR/JPY 143.13-20


米経済指標 2006/05/06 04:00
消費者信用残高-3月:25億ドル


NY中盤 2006/05/06 02:08
NY入り後の米雇用統計を受けたUSD売りに、来週の中国元切り上げ&G7後のUSD/JPYで十分な調整が見られていないとの不満を示したとの噂も加わりUSD/JPYは112.30まで年初来安値を拡張。戻りも112円Midと鈍く、112.00割れとなれば111円Mid(101.71→121.36の50%)が次のターゲットに。クロス円買い優勢となった中、EUR/JPYは現状143.00で一旦サポートされたものの同様に戻りも限定されており、目先下値ターゲットとして142.35(年初来安値137.21からの上昇トレンドライン上付近)が視野入りしている。GBP/JPYも一時210.98(本日Hi)→208.69(本日Low)まで大幅な調整安となり、再度211円台が強固なレジスタンスとして機能した。 USD/JPY 112.42-48 EUR/USD 1.2731-38 EUR/JPY 143.14-21 GBP/JPY 208.94-05


Flash News NY午前 2006/05/05 23:59
雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回ったものの、失業率は安定、また時間あたり賃金は予想を上回り、中身はまちまちで悪いとは言い切れない内容だった。しかし、6月の利上げを期待させる内容ではなかったことは確か。またその後スノー米財務長官は「インフレ圧力は見られず」さらに、人民元に関しても「中国は人民元相場の柔軟化を確約」とコメントしたことから、USD/JPYはさらに下げ幅を拡大。雇用統計後のドル売り→円買いに転化し113.00を割込んだ。112.34の5/1安値レベルでは辛うじてサポートされているものの、クロス円での調整売りも見られていることから戻りは鈍い。 USD/JPY 112.48-53 EUR/USD 1.2728-33 EUR/JPY 143.17-22