KaNaDe製(KaNaDe03)インシュレーターを導入してから、早くも3ヶ月以上が経ちました。
それまでに何度かアンダースペーサー(KaNaDe03用under)を導入しようとしましたが、入荷しても直ぐに売り切れてしまう事が度々あった為、今月初めにやっと導入出来た次第。
手作りのせいか元々生産数が少ないから仕方がないのかもしれませんが、欲しい時に購入出来ないのは、ちょっと残念であります。
今回も商品の箱には、KaNaDe開発、製造担当の小林さんからのメモが書いてある付箋紙が貼ってありました。
ちょっとした事でもこう言うのって、とても嬉しいものです。
KaNaDe03の設置方法としては、HDDオーディオプレーヤー(HAP-S1)本体には取り付けが出来ないため、KaNaDe03を予めラックに設置してから、ただ単にHDDオーディオプレーヤーを載せているだけです。
KaNaDe03とunderを重ねただけでは、HDDオーディオプレーヤーを載せる時に簡単にズレてしまいそうなので、KaNaDe03とunderをセロテープで貼り付ける事にしました。
ただ単にセロテープを貼り付けるだけでは能が無いと考え、アメブロのニャンコさんを真似して、導電性銅箔テープを裏返し(より導電性を高める為)にして使おうと思い、同時に3М製(No.CU-18C 5mm幅x3m)も購入しました。
こうする事により、正確に設置する為の目印(KaNaDe03の底面がXに成る様に)にもなるので一石二鳥ですね。
設置が終わり、早速音出しをしてみるとビックリ 効果の程が直ぐに分かりました。
それはまるでDSPが効いているかの様にスケール感が半端なく大きく聴こえて、とても13cmのウーハーユニットから聴こえる音とは思えない位でした。
そしてまた、今までよりも前面に音が出てくるようになり、以前述べた”音のリアル感を向上させながら、ダイレクト感が戻ってくれば、最高だと思うのですが、それはトレードオフで無理なのかもしれません。”事が簡単に払拭出来てしまったのです
更に定位感も物凄くアップして、恐ろしいくらいにびっしっと決まる訳ですから、この音の激変ぶりには本当に驚くばかりでした。
underの効果は、3段で最高と言われているのに一段増やしただけでこの効果ですから、マジで末恐ろしくなりましたよ。
だがしかし、ジャズボーカル「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」を暫く聴いていた時の事です。
ボーカルはバッチリ真ん中に定位するのに、高音域が刺さるように聴こえる事が判明しました。
そして音の密度が薄い事も感じられたので、流石にそんなに甘くはないよなと納得する羽目に。
でも高音域が刺さるとは言え、サブウーハーとスーパーツイーターの調節をすれば何とかなるかもしれないし、予想を遥かに超える音質に激変したので、このままの状態を良しとして、暫くの間は様子を見る事にしました。
10日くらい経った頃にKaNaDe03とunderの設置状態を確認しようとHDDオーディオプレーヤーの背面側を覗いてみたら・・・
すると何てことでしょう HDDオーディオプレーヤー筐体から後ろ側に設置したKaNaDeが、二つとも半分位はみ出しているではありませんか
この時点で、とても好印象だった音質が実は偽りであった事が判明した訳です。
非常にショックを受けました。背面なんて、見なければよかったかも。
さてどうしようかと悩んだ挙句、とても捨てがたい高音質ではあるものの、間違った設置ではいけないと判断し、正常な状態に設置を変更する事にしました。
設置を終え、音出しをすると・・・
あれだけ大きかったスケール感がunder導入前と殆ど変わらないくらい、見事にスケールダウンしてしまいました。
但し、ダイレクト感は逆に少し強くなった感じです。
特にジャズのアルバムによっては、モノラル音源にもかかわらず、立体感や空気感が感じられる様にもなったので、取り敢えず一安心。
今回はまさかの設置ミスで、思わぬ効果を得る事になりましたが、逆にいい経験になったと思います。
それが幸いしてか、最高である筈のunder3段の目標とすべき音質が見えた(聴けた)気がしました。
もしこの調子でUSB-DACやプリメインアンプにもKaNaDeを導入する事を考えると、とんでもない音質になりそうな予感しかしません。
本当にKaNaDeは、物凄い(恐ろしい)アクセだと思います。
予想通りの音質になるといいのだけれど。この先がとても楽しみです。