限りなく透明に近い私 | 彰≠彰

彰≠彰

雨でも傘をささずに風邪引く美学♪

大学一年生になったら友達百人できて山手線でおにぎりを皆で

食べられるかなと思ってたらそんなこともなく



まああの歌詞で一人はぶられるのは私なんですけどね分かってます

私が生来のぼっちだということには


慣れたものです。立派なお独り様です


なんなら学校始まって三日でできた初めての友達とは

翌日には疎遠になってたからね


フライデーも驚きのスピードケッコン&離婚

巧みなキャッチ&リリースにお魚さんも涙だよ


なんだろう。何が悪かったんだろう。

初めて話した時はあんなに明るかったのに

一緒にラーメン食べに行こうって言ったのに






――その時光が走った。車の窓ガラスに反射した光がゆっくり

道路を順々に照らしていく。私は静かに夢想する。

お友達、欲しい。ホウセイマイフレンド。

車が私の前を通り過ぎる。友達百人できても絶対

キャパオーバーで狂う。5/4くらいとは遊ばなくなる。

車が私の前を通り過ぎていく。光が目を眩ます――



でっていう

なんなら高校では進んでぼっちだったし。



それでも大学からは頑張ろうと思ってサークルの人とは仲良くなったつもりなのですが、


本日新入部員のお食事会がありまして



やったね! お友達作る良い機会じゃん!

と思ったんだけど五限の時点でテンション駄々下がりで


理由は定かじゃないんだけど多分携帯の充電が5割切ってたせい


てか50パーからの減衰早すぎ。なに、下り坂なの?

等加速度運動なの? 死ねよ(4年選手のiphone4s)(-""-;)

で、お食事会の話



会場は学校の隣のレストランでして

いや、それでもまあ、私だって親睦深めようとしたけどさ


初期配置が角席じゃあな

敗北は決したようなものよ

いやオセロだったら強いし(震え声)人気者だし(血涙)

声届かないもの。私の声もあの人の声もお店の喧騒にかき消えるもの


こういう時って水の消費だけがやたら早いんだ


まるで運命の導きのように端っこof隅っこに座り一人

ツイッターに励む私(この時点で充電30パーセント)



そんなわけで限りなく空気にすり寄っていた私ですが

いやもう、酸素か私かってくらいの気化具合

あの時ならドライフラワーにだって生命の息吹を注げた



料理を注文する段になって、私割と早い段階でパスタを頼んだの。

他の人はサンドイッチとかハンバーグ定食とかだったのよ

で、話が弾む中(俺以外)続々と料理が運ばれてくるわけ


隣に美味しそうなハンバーグが陣を取り、お向かいさんが美味しそうなサンドイッチを食べる中

(角席だから。ダイヤモンドゲームなら王様だから



私のパスタだけがこない


あっれ~おかしいな。パスタ、このお店の名物なんじゃないの?

それとも店員さんも私の事見えてない感じ? 私超ステルス?


あれなの? 名物すぎて小麦から作ってるの?

絶賛栽培中なの? なんなら土地の開墾からなの?



「あれだよーきっと麺捏ねるところからなんだよ~」って

優しい隣の人は先にハンバーグを食べながら言ってくれました



でもなぁ、おっかしいんだよなぁ。お前のそのハンバーグの付け合せ見せてみ? ねえそれ、サラダの上に乗ってるのパスタじゃない?



~5分後~

他「好きな作家は~」ワイワイペチャクチャ

私(パスタ来ねえなあ)


~10分後~

他「つまり資本主義は~」ワイワイガヤガヤ

私(TL遅いなあ……)


~15分後~

他「T君面白すぎw」ゲラゲラポーポー

私(パスタ美味しいなあ)


~20分後~

他「デザート頼む?」「今日楽しかったね」シミジミ

私(パスタ辛ぇ……)




結論

パスタにタバスコをかけすぎてはいけない



楽しかったです。また誘ってください。次は席を真ん中にしてください