Piazzolla(ピアソラ)を尊敬してオマージュした作品『Piazzollamor』(ピアソラモール)が3/29にリリースされました。ジャズバイオリ二スト寺井尚子の20枚目のアルバムになります。ピアソラ没後25周年ということで作ったようです。
ピアソラをオマージュしたというだけあって前半5曲は全てピアソラの曲です。
以下に勝手な感想を記します。
1.アディオス・ノニーノ
バイオリンオンリーでスタート、古いヨーロッパを舞台とした映画の雰囲気で始まります。
2.フーガと神秘
軽快なテンポに乗せて、たまに不協和音(?)を混ぜバイオリンが踊ります。
3.リベルタンゴ
川井郁子氏の演奏も良く耳にしますが、こちらは重さを感じます。
4.天使のミロンガ
カフェにいる気分になります。
5.ミケランジェロ ’70
変なリズム、ピカソ風作品と言えますか?
そして6曲目は寺井尚子自身の作曲
6.ピアソラモール
ピアソラに対する静かな感謝が鳴り響きます。
7曲目は北島直樹作
バイオリン、パーカッション、そしてピアノ それぞれのソロが素晴らしい。
7.まだ見ぬブエノスアイレス
ブエノスアイレスの街に哀愁が漂います。
その後、佐山雅弘が2曲
8.イン・マイ・スロート
9.アモーレ・グランデ
意外だ。無難な曲です。
10.レイン
北島直樹の作品です。
バイオリンもさることながらピアノが良いですね。簡単なフレーズなのに。雨の街が目に浮かびます。ちょっと淋しい感じで。
11.キャラバンの到着
ミシェル・ルグラン作
そして最後は、エンディングに相応しい曲です。
12.プラットホーム
北島直樹の作品です。
このアルバムを聴いて居ても立っても居られなくなり、レンタルバイオリンで挑戦です。弾けませんが気分だけでも。