中2の次男は勉強が嫌い。
頭は悪くないのにしないタイプ。
ゲームと友達とスマホが友達。今が楽しければいい。中2ど真ん中。
そうは言っても来年度は受験生。やる時はやらないといけない一年間に入る。
この子はYDK 。やればできる子。
父は本気でそう思ってる。思ってるからなんとかしてあげたい。
先週、三学期のテストの予定だったので試験の内容を確認してみた。
社会の範囲を見てみると安土桃山から江戸の初期まで。鉄砲やキリスト教が来て日本統一され南蛮文化が開いたあとキリスト教禁止、鎖国という織田信長から徳川家光くらいまでの範囲。
大人なら2、3時間勉強すれば100点とれそうなほど簡単な範囲。もちろんプロテスタントとイエズス会の違いや文禄・慶長の役などの年号は覚える必要はあるがそれでも簡単な範囲。
“これは教えたら次こそはいけるかも!?”
もうそう思って父も勉強した。要項を抜粋し教科書に載ってない時代の流れの説明をノートに書く。刀狩りに検知、江戸の人口に奉行、狩野永徳に千利休。覚えてること忘れてることを次男が理解できるようにまとめていく。
勉強ってやってれば時間がどんどん過ぎていく。気づけば昼にやり始めて夕方になる。楽しかったり疲れたり。久しぶりのノートと鉛筆と赤ペンと。中2の親を頑張ってみた。
父のまとめたノートを使って家でのプチ塾。
理解力のある子だから言ってる意味や言葉はすぐに覚えてく。
『あとは授業で言ってたことを思い出し復習すること。もう何回か繰り返し繰り返しやれば絶対できる』
『やればできる子なんやけん、やるかやらんかそれだけや。頑張れ』
一通り教えたからあとは次男の頑張りに託した。結果が変われば過程もそのうち変わるんじゃないかと期待して。
ウキウキした気持ちでテストの結果を待つことにした。
『俺だいたい分かるよ♪』
何度その言葉に騙されたか。
『俺、数学のテスト100点かも!』
期待させといて60点かよ、、。
『俺、今回自信ある!』
自信と結果が伴わないのはもう知ってる。
テストの結果は今週戻ってくる。
せめて80点、いや期待を込めて90点!
期待しよう、期待しよう。
この子はできる子YDK 。
父とのプチ塾のあとに自分でも勉強してることに期待する。
心も頭も、忙しい一年間になりそうだ。