都留文大で担当する「学校教育基礎研究」の授業にはゲス卜講師をむかえています。
昨日はS市で音楽専科教師をしているアイコさん。
 
アイコさんの圧倒的な迫力に2年生たちは魅了されました。
アイコさんは音楽教師としての指導力を伝えるだけでなく、子どもたちと正面から向き合う姿を通して聴いている学生たちをとらえます。都留の学生たちにとって、教師の仕事とは何かを考えるとても大事な時間でした。
 
アイコさんが授業について昨夜のうちに書いています。帰りに‟接待”したので、たっぷり飲んだ後に、長文を書くのだからすごい。(ご本人の了解済みです)
 
<アイコさん>
今日は、確か四回目となる、都留文科大学での講義をさせていただきました。
二年生を対象とした講義。200人は入る教室に行くなり、殆どの学生さんが後ろから席を埋め、携帯いじったり話したりしてたのに、授業が始まり少ししたら身を乗り出して話を聞き、笑い、なかには涙してくれる学生さんもいて、都留の学生さんは、本当に素敵な人たちだなぁと感じました。
(私の学生時代の友人は、アイコは殆どの授業を寝てるか内職してるかで過ごしてたよねーと言うでしょう(笑))
まぁ、子どもたちの演奏している映像をいくつか見せたので、それがよかったんだと思いますが…
それにしても、見ず知らずの子どもたちの歌ったりしてる姿に涙してくれる20歳って、日本では貴重な人種じゃないかな??
 
あはは、あんな迫力で話し出したら、学生たちは驚きますよ。声楽専門の音楽教師だけれど、線の細い人ではありません。声色使い分けて語るんだもん。ピン芸人も顔負けでしょう。あっという間に学生たちの気持ちを鷲掴みです。
音楽に限らず、この人はプロの教師だと感じたはずです。
 
さてさて、学生さんのリアクションペーパー、今回はいつになく面白かったです😅
 
「僕も教員になったら、校長と仲良くしようと思いました」
→私はたまたま何回も呑みに行く間柄だけど、仲良くなれる人ばかりとは限らないから(笑)。てか、校長と仲良くなることがすべてではない!(笑)
アイコさんの鉄板ネタ、管理職への向き合い方の話。柔軟で、かつ大胆です。管理職は対立する存在ではなく、うま~く取り込むということ。
学生ならずとも、びっくりの話です。
 
「音楽の先生は、声がでかくて声がきれいなんだなと思いました」
→そうかしら?私は控えめな方だと思いますが…
アイコさんが「声がでかい」+「声がきれい」なのであって、音楽の先生すべてではありませんよ。ぼくがあったたくさんの音楽教師の中で、この二つを兼ね備えた人はアイコさんだけかもね。「控えめ」かどうかは…むにゃむにゃ…。
 
「音楽の先生って、服がかわいい!と思いました」
→私はファッションには疎い方だけど、ジャージばっかり着てる担任、スーツばっかり着てる管理職とは違うのでね。ある意味、「先生今日の服かわいー」と言ってもらえる美的センスを養う教科!
ぼくはファッションのことはスルーした方がいいのだけれど、アイコさんの映像の中の衣装は特にかわいかった。学生の人たちも現場教師になったらもっとファッショナブルでいてほしいなあ、なんて…。カラスみたいなスーツはやめられたらなあ。
 
「私も(僕も)、B'zのBrotherhood、大好きです←複数」
→不登校になっている子に紹介した曲として披露。もう20年くらい前の曲ですが、歌詞が染みます。ロックをあえて子どもに紹介する、ファンキーな音楽専科です。
アイコさんが何人かの子どものことを語りました。しっかり者の女の子が、気持ちが疲れすぎて、学校に来られなくなった時にオリジナルCDを作って励ましたエピソード。そこでB'zのBrotherhoodを紹介しました。このアイコさんのセンスがいいんだよなあ。
 
「私は直接教わったわけではないけれど、愛子さん、というよりは、愛子先生って感じがしました」
→こないだ一緒に岩手を旅した学生さん。私をただの飲兵衛と思っていた模様。なにくそー!!!
 
あ、真面目な感想もたくさんいただいたので、そちらは肝に命じます(笑)
11月初めにイーハトーブの旅を共にした3人の学生も話を聴いていました。こっちの方がホント(?)のアイコさんなんだよ。
けれど、人間としての魅力、幅があるからこそ面白いということ。「教師でだけある」ということはない!
 
講義終わりは、新秋津まで戻って打ち上げ。
都留の大学の先生方+αに接待していただきました🍷
ぼーじょれ、やっと呑めたよ!!
 
毎回思うのは、学生さんに話をするときに、自分を見つめ直すということ。
何を大切にしてるのか、何で音楽専科になったのか、何が毎日楽しくて、何が苦しいのか、そういうものを言葉にするということを通して、自分というものを見つめさせられています。
毎年そんな機会をくださる三二さん、本当にありがとうございました❤️
 
いえいえ、こちらこそありがたい。こんな素敵な出会いを学生たちに提供できているのだから。新秋津での接待は当然です。
 
上の<+α>のお方よりのコメント。こちらは本人に引用確認していませんが、勘弁を。
+αより。身を乗り出し、涙する学生のこと。一つは愛子さんと子どもが生み出したもののすごさだと思います。それは誰しも思う。もう一つは、実は、ほんとにいいことに出会ったら都留の学生さんだけでなく圧倒的多数の若者が繋がっていける、地続きだってこと、これあんまり思っている人少ないかもしれない。
ちなみに大事な三二さん、もう一軒丁重にお世話させて頂きました。
応答してくれた<+α>オジサンありがたい。
 
    ハートハートハートハートハートハート  ハートハートハートハートハート
昨日は、1限の自主ゼミに全員がそろいました。みんな忙しく、体調の悪い人も多かったしなあ。
 

自主ゼミにはいろんなお土産も並びます。
ぼくは「特急あずさ」にぎりぎり間に合い、遅れず参加できました。
 
昨日はアカネさんが大江未知さんの教育実践記録をていねいにレポートしてくれました。ただ読みあうだけでなく、レポートをもとに話し合うと、学びが深くなります。
 
2限の時間には、支援センターの泉さんと打ち合わせ・おしゃべり。情報交換などしていると、お互いのつながりに驚きもあります。共通の知人がいっぱい。
 
昼休みから3限にかけては、アカネさん、ホノカさんと語り合い。ホノカさんの卒業論文作成のために協力中です。
忙しいけれど、またまた充実の1日でした。
またまた噛みしめます。朝霞の友人のNさんから「サンニさん、都留の学生たちに感謝しないとダメよ。支えているつもりかも知れないけれど、逆よ。あんなにいい子たちに支えられてるんだから。」と言われています。その通りです。