カリスマホスト紫蓮（シレン）登場。

紫蓮てだれ。ていうかもだけど。わたしのこと。
昔ホストやってて。
紫蓮という名前でした。
レン君と呼ばれていた。
男時代の話はしたくないんだけどさ。
カリスマホストでした。
ないない。
心おかまだもの当時から。
カリスマだったら今こんな仕事してないし。
吐くのと掃くのが仕事の三流ホストでした。(笑）
ホストになんでなったかというと。
かっこいい人とおほもだちになりたかったからよ。
おもしろい馬鹿話でわらかし。リピータ客はなんとか確保したのであった。
ラルクも歌ってたなあ。下手だけど。
フラワーとか。得意です。
でも新規のお客さんはかっこいいと噂の上位ホスト目当てで来るし。
ゲットできなかった。きゃちも自称美少年じゃうまくいかず。
途方にくれていた。
指名なしのお客さんでリピートしてもらうしかなかった。
プレゼント代とかで給与使っちゃうし。
向こうからももらえることあったが。たまにだし。
ネクタイとか色々もらったなあ。
手作りクッキーとか。
その分投資したからねえ。
自慢にもナンねえ。
年上のおばさん。失礼おねい様が多いし。
キャバ嬢もきたりするけど私のとこには寄り付かないよ。
女なりたくて好きなだけなのに。
無意味な時間をすごしていた。
そんなあるときナンバー２のひと好きになってしまったのだ。
あるとき酒に酔ったふりして抱きついたら。
相当よってるなあ。抱きついてきたりなんかして。どうしたんだよ。
頭大丈夫かあ。痛いだろとかいわれて。
ソファーに寝かされたの。
その時酔ってるから告って失敗しても。おふざけだと思われてすむだろと思ったの。でずっと前からあなたに恋愛感情で好きでした。わたしはバイです。ていったら。キモイと一言。俺そっちのけないから。といわれ。
顔合わすのも気まずくなりました。
指名がきつかったのもあるけど。彼との関係もうまくいかなくなって。
自滅してやめてしまった。
告る前は友達だったのに。
わたしが意識しすぎちゃってお互い気まずくなってね。
もう男に戻るき。さらさらないから。
ホスト二度とやんないだろうけど。