人間の足が大地を踏む時、

直接踏むのは足の裏のごく狭い面積でしかないが

あし

足の踏まない無限の周囲があるお蔭で、

人間は遠くまでその足跡を残すことができる。

             by荘子 【徐無鬼編】

 

「人間が知っている事はごくわずかでしかないが、

その知らない無限の領域を拠り所にして、

人間は天の真理に到達できる」

 

ドシッと立つのに、足の裏の地面だけあれば

いいじゃないか!んなわけ無いです。

無駄を省いて効率的ばかり求めていては、

真理に到達できない。

 

世間的な無用(役に立たない事)こそ、

価値がある。

 

算命学を学び始めた頃は、なぜ5年もかかるのか?

時間だけはある。

カリキュラムは毎月かなり少しづつ進む。

どうにか前倒しにして、

もっと短期間で習得できるのでは?

と思った事がありました。

それは大きな間違いでした。

勉強の余った時間で、自然に触れ季節を感じ感度を上げ、

気になる所を掘り下げ本を読み、二胡を習ってみたり・・・

しました。

あぁこのできた「時間の余白」が

学びに深みを出してくれるものだったのだと気づいたのでした

 

私にとっては「無用」は時間でした。

この役に立たないと思った「余った時間」が

今では肝だったのでは?と思っています。

(真ん中が蓄積の司禄星&凝り性の天庫星2つ所有

だから余計そう感じるのだと思います。)

 

そして、

人生の「失敗経験」は山程あります、

それも全て無用の用です。

人生に無駄な経験なんてひとつも無いです

そこでこそ得るものが大きかったりします。

全て学びに変えます。