陰陽論は古代中国に生まれた思想
森羅万象は太極から陰と陽に分けられる。
陰陽とは相反する二つの物(男女・裏表・太陽と月など)をいい、
それぞれは独立して存在せず、お互い依存し合い、
存在しているという二元論の考えに基づいている。
地球において完全な陰や陽は無い。
陰の中にも「陰」と「陽」の性質が、
陽の中にも「陰」と「陽」の性質があります。
それらはお互いにバランスをとりながら、
『陰が増えれば陽は減り、陽が増えれば陰が減る』
という変化が起き、循環しています。
また、陰が極まれば陽に転じ、陽においても同じ事が起きます。
陰陽思想は算命学の礎となる理論です。
辰巳天中殺の特徴を例にしてみると、
「家系の恩恵を受けられない」という一ものと、
「そもそも恩恵が必要無いほど現実的な困難に強い」という側面を併せもっています。
そして、十大主星の伝達本能「陰」の星「調舒星」について
ほんの一部の特徴ですが、
「芸術的な感性を持つ」ところと
「反発反抗心を持つ」というところがあり、
更にその「反発反抗心」からは、
「向上心を生み出せる」と
「内側の自分に向けたマイナス感情が生まれる」
というように、陰の中にも陰陽があり、更にその先にも陰陽が存在するのです。
ただここで勘違いしてはいけないのは、
陰が悪いではないのです。
算命学には良い悪いというものがありません。