原典算命学大系5巻を読んでいます。

この5巻で、算命学の全貌が明らかになります。

 

「地法」、「陽占」、「陰占」

 

この三つの占技を全て活用してこそ、

完全な運命把握が出来るような構成になっている、と書かれています。

 

 

「地法」で分ることは、

人生の目的や役目。

 

「陽占法」で分ることは、

その人の想念や精神構造。

 

「陰占法」で分ることは、

現実に起きる現象や環境。

 

例えば

陽占法で「故郷を離れたくなる」というものが出ても

陰占法では「故郷を離れられない」という答えが出ることもあり、

 

離れたいのに離れられない、ということは

心は不満足になりやすいわけですが

 

地法で、人生の役目や本質が「儀」にある人なら

”新しい世界を作り、理想を構築するために前進することで役目が消化されていく。

そのために同じ理想を持つ人との出会いから人生が出発する”

 

となるわけなので

 

陽占法で出て来た「故郷を離れたい」

というのは、人生の目的のための一手段ではあるけれど、

 

故郷を離れなくても

新しい世界は作れるかもしれない

同じ理想を持つ人に出会えるかもしれない

または、今は故郷を離れられなくても

もっとずっと先には離れられるかもしれない

 

 

本当の望みは

人生の目的や役割を達成することなんだから。

そのための手段というのは、いくらでも考えられるよね??

 

そんなふうに思えたら

 

陽占法で出た想念と

陰占法の現実の事象が不一致でも

目先の答えで一喜一憂しなくて済む。

 

・・・とまぁ、こんな感じで

地法、陽占法、陰占法を

活用することが出来ますよー

 

ってことですが

 

そう思うと

人生の目的や役割を知る「地法」って、めちゃ大事じゃん真顔

 

なんだけど

原典以外で「地法」って見かけない気がするのですが・・・。

 

地法は、占技になる前の占技だからかな。

 

伝習院のテキストにも「天地法」は載っていますが、

人生の役割の箇所は記載されていないし

 

もっと「地法」が世に出回っていても良いのじゃないかと思うものの

 

地法から生まれて来る役割は決して技術のみで把握出来るものではありません。

技術を駆使して知ることは可能ではありますが、少なくとも「解る」という段階にまで到達するためには、自己の心のあり方を諸々の人生の壁の中で錬り、かつ高めなければならないでありましょう。

 

そこに算命学が心のあり方を、幾度となく他方面から論じているのは、このようなところにその理由が存在しているのであります。

原典算命学大系5巻より

 

と書かれているように、

地法は、使う側も、使われる側も、心のあり方が問われるわけですよね。。。

 

そう思うと、そんなにやすやすと流通するものでもないか💦

 

地法の暗示というのは「太極」の暗示。

「太極」をどう捉えるかは、心のあり方次第。

 

・・・今のところ私は、技術で把握している段階ですが^^;

 

 

ちなみに、以前私が作った「算命学骨格シート」に書かせていただいた「人生の役目」は、地法の技術を使っています。

 

太極の暗示だけあって、抽象的な文言なのですが

 

面白いことに、私自身は技術を使って書いていても

受け取った側は、「人生の役目」の暗示を、はっきり意識出来る人もいるってこと。

 

 

改めて、私自身も心を高めて

太極を見る目を養いたいなーと思いましたにっこり