連休を利用して、85歳の母とキャンピングカーで車中泊の旅を楽しんでいます。
ドライブ中のガールズトークは、母の近況報告や昔話が中心になります。
母は、おおよそ2年前から滋賀の施設で暮らしています。最初は、施設に入ったことを悔やんだこともあったようですが、今は、友達とゲームをしたり、BSでスポーツのテレビ観戦をしたりして、自分なりの幸せを見つけています。
最近、麻雀を始めたのには驚きました。
母の施設には、長崎の五島列島や沖縄、北海道、東京、様々なところから人が集まっている様です。一番遠いところは、カナダだそう。
滋賀を出たことのない母は、固定観念が強く、自分の常識、非常識を子どもに押し付けるところがありました。
子どもの頃、私は母が嫌いでした。
いつも、世間を気にして、その物差しに合わないとキツく叱られ、私は、窮屈で仕方ありませんでした。
そんな母ですが、様々な地域の出身者に感化されて、85歳にして世界が広がっています。
例えば、100歳超の男性と90歳代の女性が、毎日仲良くお散歩に出掛けていて、施設で話題になったことがあったそうです。
その時、カナダ出身の方から、
「そんなの、カナダでは当たり前!当たり前以下よ」
と言われたそうです。
母にしたら、ビックリ✖️3くらいの高齢男女の関係も、所変われば、普通以下。
私も、素敵な関係だなぁと感じたので、そう母に伝えました。
以前の母でしたら、
「何を言ってるの!」
と、私を叱ったかもしれませんが、今回、母の口からは、
「そうやね」
という返事だけでした。
長年の思考の癖は、そんな簡単に抜けるとは思いませんが、少なくとも、否定しない母の言動に、私が一番驚きました。
母は、85歳の今も、自分の世界を広げています。それは、生まれ育った家や地域から出るという決断をして動いたから。
人は、何歳でも学べるし、何歳でも変われます。
自分のために行動をしてください。
見える景色が変わります。
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