先日、今年二度目となる滝行に行ってきた。
先導して下さったのは、いつも出羽三山の滝行で
お世話になっている山伏さん。
山伏というと、なんか少し修行僧のような
いかめしいイメージがあるかもしれないけど、
全くそんなことはなく、とても優しく、気さくで、
楽しい、素敵なおじさまです＾＾
（でも、素晴らしいパワーを持っています
）
朝、９時半に武蔵五日市の駅前で待ち合わせて、
西多摩郡檜原村にある「九頭龍の滝」へ。
メンバーは私を含めて女性２人、男性４人。
５０分ほど車で山へ入っていき、まずは、九頭龍神社にて
滝行を行わせてもらうためのお参り。
そこから、すぐのところにある三頭山荘（みとうさんそう）
さんの駐車場に車を止めさせていただいて、
歩いて５分ほど下ったところにある御滝へ。
今まで、二度ほど出羽三山で滝行を行ったけど、
いつも真夏の暑い時期で、１１月の滝行は、はじめて。
寒さは覚悟していたけど、もしかしたら直前で無理…と
なるかもしれないと思っていた＾＾；
男性はふんどし、女性は白の浴着（水着？）
だけになって、いざ入水。
不思議なことに、水の中は思ったほど冷たくなく、
入ることさえ無理かもと思っていたのに、
終わってみれば、二度も滝に当たり、
山伏さんにつられて、滝の下にある
プールのような水たまりに首までつかるという
荒業（？）までこなしていた
終わった後は、近くにある旅館で
温泉＆お食事。
滝行中は、気分も高揚しているため
あまり寒さは感じないけど、やはり１１月の山。
終わった後の御礼の儀式や、旅館までの道中の
間に、身体は冷え切って、お風呂のなかで
ホッと一息。
帰りは電車の中で、熟睡
でした＾＾
気持ちがスッキリしたよ～
ここ数日、「ナイナイ病」にかかっていた。
お金がない。
時間がない。
体が弱くて、健康じゃない。
若くない。スタイルが良くない。
きれいじゃない。
体が硬くてアーサナができない。
ヨガの知識が足りない。
こんな私に、ヨガを教える資格がない。
強さが足りない。
やさしさが足りない。
心の広さが全然足りない。
・・・・もう、数え上げればきりがないくらい、
ないことだらけ。
誰にでもわかるように、こんなこと考えてたら、
人生真っ暗。生きていきたくなくなっちゃう。
ここしばらくそんな心境だった。
私がこんな感情におちいる時って、
たいてい’素敵だな・・’とか、’あんな風になりたいな…’
なんて人に出会った後が多い。
その人と、自分を比べて、ものすごい
ギャップを感じちゃうのかもしれない。
普段、あまり周りを気にしないで生きている
せいもあって＾＾；、急に我に返ってみたら、
私ってあまりにも…’ナイ’ことだらけって。
・・・凹んだ。
でも、そんな感情の中で、よ～く考えてみたら、
私はもともと何にも持ってなかったんだって
ことに気がついた＾＾
「オギャ～」って生まれてきたとき、
今のこの体を得て、両親を与えられ、
家族を得て、家、食事、知識、友達、
恋人、すべてお金を払って、自分で
得たものじゃない。
今、周りを見渡すと、家、家具、車、仕事
なんだかすべて、自分の努力や力によって、
得たもののような錯覚に陥ってしまうけれど、
そのような力だって、考えてみれば、
’与えられたもの‘ではないかと…。
…そっか…私はもともと、
何にも持っていなかったんだ。
そう思ったら、「ナイナイ病」から
抜け出せた＾＾；
