【佐々木宏に物申す】 安倍マリオは逃げだと思う。
ちょっと前の話だけど、、、
正直意外だった。
土管から安倍総理がでてきたとき、
なぜ、みんなが口を揃えて、
イイネ、ワロタ、と呟いたのだろう。
日本のアニメカルチャーとリアリティ、
デジタル技術や、音楽の演出。
これらは、クールジャパンのイメージを
そのまま世界に配信する素晴らしい演出
だったと思う。
だけど、土管から飛び出すのが、
なぜ総理でなければならなかったのか。
ロンドン五輪予告では、ロックミュージシャン、
リオ五輪予告では、サッカー選手、
国民的スターがシークレットゲストとして
登場する五輪閉会式で、なぜ、日本は、
「総理」という、無難かつ非文化人を
持ちだしたのか。
日本の五輪招致委員会は、
クリエイティブディレクターの佐々木宏は、
「この人!」という日本の顔を、
決める勇気と決定力がなくて、
無難に元から日本の顔の総理を選んだのか。
政治家としての安倍が嫌いだ。
わたしは、安保条約には反対です。
女性が働きにくい今の日本が嫌いです。
安倍総理自身を1人の人間として否定するつもりはない。海外も評価するように、一国の主がマリオに扮するユーモアはシャレがある。
だけど、彼は、政治家であり、文化人ではない。
オリンピックは、政治と無関係な場だ。
政治のいざこざから離れて、国境を越えて、人間としてのふれあいの場。
そこに、政治家がたとえユーモアの仮面を被ってでも、登場するのはどうなのだろう。
登場させる日本人はどうなのだろう。
日本には素晴らしい文化がたくさんあり、
素晴らしいスポーツ選手もたくさんいる。
誰か1人選ぶのが難しいとはいえ、
その人で賛否両論が生まれたとしても、
文化人を選ぶことに、意味があるのではないだろうか。
安倍マリオが、開会式を通じて、「シャレの利く男」という株をあげて、イメージUPを図り、
安倍政権がうまくまとまる、というのは、
文化的祭典オリンピックの本義にかなわない。
たしかに安倍マリオの演出はユニークだし、
閉会式の演出は素晴らしかった。
だけど、文化人ではなく、政治家を選ぶしかなかった、オリンピック招致委員会、クリエイティブサイドには、
ビビりというか、決定力のなさ、逃げの姿勢を感じる。