Octopus Ball | さんまのシッポ

Octopus Ball

帰り道、近所のたこ焼き屋に立ち寄ることにした。

芸能人のサインがたくさんある、おいしいたこ焼き屋。


ウキウキしながら、自転車を押して歩いていたら、

最高にくだらない「妄想」をしてしまった。



ふと、たこ焼きが食べたくなって、

いつもは通らない道を通ったがばかりに、

私が事故にあってしまうの。

通りの車がいきなりガードレールをぶち抜いて突っ込んできて、

歩道を歩いていた私に激突。

自転車は、原型を留めないくらいに大破!


気がつくと、

お母さんが横で真っ青な顔で叫んでいる・・・。

「・・・おこ、なおこ、なおこ~~!!!」



私は、伝えたい。

どうして、自分が事故にあったのか、

あの道で何があったのか、




お母さん、

た・・ たこ・・・ たこ焼きが・・

・・・・ ・・・ ・・



「・・・なおこォォォ~~~~~~~~~~~~~~~~~」




こんな最期、伝説になる。


「最期の一言まで面白いことを言おうとする人ってカッコイイ」とか思うけど、

この状況だったら、余裕とか、ウケ狙いとか以前に、

必死で「たこ焼きのこと」を伝えようとするかもしれない。

その必死さが、また滑稽だ。



くだらない。



こんなことを考えて、

本当に車が突っ込んでこないか、心配になってみたりもしたが、

まったく意味のない心配で、

無事にたこ焼きを買って生還した。



家について、この壮大なストーリーをブログに書くことを想像して、

また一人で楽しくなっていたら

たこ焼きのもっとも美味しそうな姿を写真に収めるのを忘れて

すっかり平らげてしまった。



そんな訳で、

この写真。


たこ焼きの入っていた袋の写真です。


これによると、たこ焼きの英訳は

Octopus Ball

らしい。



tako