最近当社へもアメリカカンザイシロアリ についてのお問合せが非常にふえています。

当社へ初めて問合せがあったのは、今から10年以上前の平成9年の夏に千葉県木更津市の

一般住宅のお客様からでした。

当時としては、まだアメリカカンザイシロアリ についての情報や被害報告も少なく、


当社も実際の現場を調査しましたが、まだまだ確信がもてない状況でした。

その後、今日までの十数年の間に都内の江戸川区や中野区を中心に、かなりのスピードで


被害が拡大しているようです。

そもそも、アメリカカンザイシロアリ とは米国ワシントン州からメキシコにかけての太平洋沿岸の


地域で生息していた乾材シロアリでした。

外来種であるそのシロアリが、日本国内で生息することになった経緯としては、輸入木材や


輸入家具について国内に持ち込まれたことが原因です。

日本で最初に発見されたのは、1976年に江戸川区内が最初ですので、近年の江戸川区内


からのお問合せや駆除依頼の多さには納得できます。

従来、日本国内で住宅を加害するシロアリは”ヤマトシロアリ”と”イエシロアリ”が主でした。

この2種類は、地下シロアリと言われ、給水源、つまり湿気を必要とし、また好み、高多湿な


場所での生息が通常でしたが、アメリカカンザイシロアリ は人間が感じない程度の湿気、


つまり乾燥した場所でも生息が可能な種類なので、住宅の床下だけではなく、天井裏や


小屋組みなど比較的乾燥している場所の柱などを加害してしまいす。

発見に至るきっかけは、お掃除をしているにもかかわらず、床や窓枠に木屑のようなものが


パラパラと落ちている事があるようです。

これが、実は砂粒状のアメリカカンザイシロアリ の糞で天井裏などから落ちてきています。

一箇所でこのような症状があるお宅では住宅のあちらこちらに被害部位が確認されます。

それは、アメリカカンザイシロアリ の少数での生活習性にとても関係があります。

有翅虫(ハネアリ)の群飛の期間も3月~11月くらいまでだらだらと続き被害は拡大する


ばかりなのです。

特に、江戸川区内や、中野区内、その周平地域の方は、被害があれば即対処はもちろんですが

侵入防止を踏まえた予防対策が必要です。










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玄関土台です。ちょっとわかりずらいですが、土台の表面に糞の排出孔があります。


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柱の表面の薄皮をめくってみると、そこは糞の山です。


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柱の角には上から落ちてきた分が山積しています。上に伸びている柱にも被害があります。









このようにアメリカカンザイシロアリは乾燥した木材を好んで生活し、


木材内部を喰害しています。


明らかに土壌性のヤマトシロアリやイエシロアリとは習性が違います。