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いつからだろう・・・

はっきり覚えてないが、

小学校5年生のときに、

すっかりミニ四駆にはまっていた。


レーサーミニ四駆。

ラジコンではない。

単三電池二本でモーターを動かして走る四輪駆動のミニレーシングカーだ。


夏休み。

2万円のタミヤの純正のコースを持っている友達の家に集まり、

日々走り込んでいた。

「1990レーサーミニ四駆、グレートジャパンカップ」
に向けて・・・。


レース当日、

伊予鉄そごうの屋上には、千人のレーサーが集まっていた。

予選は5人で走って1位のみが、一次予選、二次予選と勝ち上がる狭き門だ。

僕はあきらかに遅そうなちびっ子の列に割り込んで、その子らとレースをして1次を突破。

2次は中学生もいた。

・・・快勝した。


昼休憩を挟んで決勝。

いよいよ出番だ。

スタートレーンに五人並んでシグナルが青に変わるのを待つ。

あ、スタートで遅れた。

割とかっぷくのいい小学生に挟まれていたため、
窮屈になり、集中力を欠いた。


だが、その後・・・





断トツの1着でゴール!


表彰式、決勝に残った数十人が発表を待つ。


「第2位・・・井上幸浩君!」


2位で名前を呼ばれた。


「あれ、井上君、元気ないね・・・。」

ミニ四ファイターに言われた。


1位で呼ばれたかった・・・

のだろう。

詳しくは覚えていない。

「誰と来たのかな?」

「お母さんと・・・」

「どちらにいますかー?」

手が上がっていた。

今思えば、唯一の親孝行かもしれない・・・。

あと2秒足りなかった。












調子にのった僕は翌週、

シューティングゲーム
「スターソルジャー」

の全国大会に参加するため、伊予鉄そごうの屋上にいた。


十台のゲーム機が並んでいて、ハイスコアを競う。

うまい人は何十分もプレイする。

一台だけ、中央の超大型スクリーンにうつされる。


いよいよ僕のばんだ。

なんと、僕の画面が大型スクリーンにうつされている。


よーし!



開始15秒で死んだ・・・。


会場の人たちが、



「死んだで・・・。」
「嘘やろ・・・。」

と口々につぶやいていた。


ホントです。


初めてプレイしたのだから仕方がない。


ツイッターがなくてよかった。


そして、


母は逃げていた。






PS.調子にのった僕が、
翌年のボンバーマンの大会に出て、
自爆して爆笑をかっさらった話は、
割愛させていただきます!



ダブルPS.今年レーサーミニ四駆は
     30周年をむかえた。
なんとジャパンカップが復活!
年齢制限なし!
絶対参加するナウ!