こんにちは!サンコー薬局羅漢店の岡本です。

今回は子育てのお話をちょっとしてみたいと思います。

 

4月から、お子さんたちは新学期を迎え、期待と不安と緊張でまだなんとなくリラックスできない毎日なのではないでしょうか。

GW明けに気持ちが上がってこない状態になることもありますよね。

先生方からも、この時期のお子さんへの対応について、

“なるべくお子さんと会話してください”“お話を聞いてあげて下さい”というお願いがあったのではないかと思います。

今回は、もうちょっと掘り下げて、じゃあ例えば、我が家ではどういう対応ができるかな、

というところを一緒に考えていきましょう😊

 

まず、沢山お話をしてくれるお子さんの場合、どんどんコミュニケーションをとるとよいですね。これは分かりやすいです。

では、『学校どうだった?』『お友達出来た?』『先生どんなひと?』など、色々親御さんが質問をしてもあまり答えが返ってこない場合、どうやってコミュニケーションをとればいいのでしょうか?

小さいお子さんですと、言葉にするのが苦手な子がたくさんいます。

また、思春期になりますと、今度はコミュニケーションをあえて取ろうとしない、

なんてことは日常茶飯事😅

知りたくても、教えてくれない。。。そんな時、私たちは親として何ができるでしょうか。

 

小さいお子さんの場合、言葉のコミュニケーションがとりづらくても、ちょっとしたお子さんの行動からその気持ちを理解したり、受容したりすることができます。

“今日はなぜか抱っこをせがむ” “妙に後をついて回る” “わがままをいう”、など

その行動にお子さんの不安や緊張、ちょっと悲しかったことや寂しかったことなどが詰まっていることをまずはキャッチしてあげられたら、十分素敵なコミュニケーションだと私は思っています。

たくさんスキンシップしてあげれば、落ち着く子供、話し出す子供は本当に多いです。

実に簡単にできる愛情表現であり、立派な心のコミュニケーションですので

お子さんの気持ちをキャッチしたときは、是非愛情を込めてどんどんくっついていただきたいと思います😊

 

では、思春期のお子さんの場合は、どうしましょう。

スキンシップのハードルも上がってしまい、無理やりくっつくなんて逆効果💦

肝心なことは貝のように口を閉じてしまい、親にはしゃべらない。。。

さて、どうしたものでしょうね。😅

そんな時、親にできることは、『ちょっとした食事のケア』ではないかと思っています。

大好きなメニューをひとつ、心を込めて作る。

時間がなければ、子どもの好きなものをひとつ、毎日買っておく。

お弁当に、いつも喜ぶおかずを必ずひとつ、詰めておく。

 

言葉にしなくても、スキンシップしなくても、

大きくなったお子さんとのコミュニケーションは、心のこもった食べ物ひとつで、通じるものがあるのではないでしょうか。

この『ひとつ』ってところが、続けても無理がなく、押し付けにならず、程よいですね。

毎日、仕事に、家事に、子育てに大奮闘しているお父さんお母さんが

我が子を思って続けたことが、いつの間にか子供の心と身体の栄養になり

人に何かを与えられる子に育っていくのではないかと思います。

私もまたそうやって育てられてきましたし、今でも母が握ってくれたおにぎりで元気が出ます🌞

忙しい毎日、時間に追われていても、できることから継続できるといいですね。

二人の息子を持つ自分にも言い聞かせながら(笑)今回のお話はここまでにしたいと思います。😊

自分には何もできない、子供と向き合うのが辛い、と思っておられる親御さんがいらっしゃいましたら、

まずは親御さんご自身が癒され、安心できて、元気でいられることが必要です。

私たちは、そんな親御さんのお気持ちも痛いほどわかります。

子育ての正解は、十人十色。

お一人で悩まず、是非一度、お気軽に羅漢店までいらしてください。

そして記事をご覧になってくださった皆さんの、子育ての成功談、失敗談、ぜひぜひ教えて下さい!

お待ちしております。

 

 

 

こんにちは!サンコー薬局羅漢店の岡本です。

 

今回は自律神経失調症の治療についてのお話です。

季節の変わり目は自律神経の乱れから体調を崩す方が大変多くおられます。

前回までのお話にありましたように、まずは生活習慣を見直していくことが基本ですが

諸症状を緩和するために様々なお薬が使用されることもありますので

治療薬について参考までにまとめてみたいと思います。

 

 

 

①     自律神経調整薬

自律神経のバランスを整えて正常に近づけることで諸症状を緩和します。

 

②     抗不安薬

抗不安薬には、興奮を抑え、不安や緊張を緩和する働きがあります。

脳の興奮を抑えリラックスさせる神経伝達物質の働きを助けるお薬や、

不安や落ち込みに関係する脳内神経伝達物質のバランスを調整して症状を緩和するお薬などが使われます。

 

③     抗うつ薬

主にうつ病に使われますが、自律神経失調症の鬱状態や不安症にも使われます。

 

④     睡眠薬

入眠しやすくしたり、眠りを持続させる効果があります。薬効が短期間のものから長期間のものまで、症状によって使い分けされます。

 

⑤     ホルモン剤

女性は月経、妊娠、出産、閉経などでエストロゲンやプロゲステロンなどの分泌量の急激な増減が起こります。それによって自律神経失調症が現れやすくなるため、これらのホルモンの補充療法がおこなわれることがあります。

 

⑥     漢方薬

以前に少しお話しましたが、実は漢方薬は自律神経を整えるのがとても得意です。

西洋薬に比べてリスクも低い場合が多く、きちんと選択すれば非常に有効ですし

それぞれの体質や体調にあわせたオーダーメイドの治療が受けられるのも大きな利点です。

知識と経験から、うまく『効かせる』のが漢方薬の醍醐味でもありますので

誰かに聞いたものを自己判断で使用するのではなく、是非専門家にご相談してみて下さい。

 

こんにちは!サンコー薬局羅漢店の岡本です。

 

今年は数年ぶりにインフルエンザが流行し、コロナと共に猛威を振るっていますが

皆さんは大丈夫でしょうか。

今年のインフルエンザは症状が重くなる傾向があり

大人の方でもインフルエンザ脳症を発症してしまう方が例年より多い印象です。

 

そこで今日は、インフルエンザ脳症と漢方薬についてのお話を少ししてみます。

 

インフルエンザ脳症とは・・

インフルエンザ感染を起こした幼児(1から5歳)に多く発症し、痙攣、意識障害、異常行動などを伴う。

インフルエンザウイルスにより、免疫系がダメージを受けることによって

過剰な免疫反応が起き、炎症性サイトカインが過剰産生される(サイトカインストーム)ことで引き起こされる。(脳内で起こる=高サイトカイン脳症)

やがて全身の細胞が障害を受け、血管炎や多臓器不全に繋がる危険性がある。

なお、脳内にウイルスが浸潤した場合はインフルエンザ脳炎と呼ばれるが、脳症の方が危篤。

また、鼻の粘膜に近く、感覚や感情と関連する側頭葉が障害を受けると異常行動が見られる。

 

なお、新型コロナウイルス感染症の重篤な肺炎などの症状もこのサイトカインストームが原因といわれています。

 

漢方薬の中で、このサイトカインストームを抑制するといわれているのが

『牛黄』です。

 

牛黄は高貴薬とも呼ばれる、大変貴重で高い薬効を持つ生薬で、2000年以上これに変わる生薬がありません。

中国最古の薬物書と呼ばれる『神農本草経』では

主として驚癇の病や寒熱病、発熱が盛んな時、狂ったようになったり、痙攣の病を治す。

と書かれており、

また別の書物には。小児の百病を治療する、と記載されています。

 

また、実際に牛黄を投与することでTNFα、IL6などのサイトカインの有意な低下が確認されています。(2008 中国中医急症より)

 

 

サンコー薬局羅漢店では

一般的な治療に加え、栄養、漢方などから有効な戦士を上手に使って

万が一感染しても最小限の症状で回復できる身体づくりをお手伝いしております。

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