今回は「仁和寺(にんなじ)」からスタートです
地下鉄東西線、京都市役所駅前からバスに乗ってやってきたのは、真言宗のお寺
の仁和寺です。前回ご紹介した「青蓮院門跡」と同様に皇室とゆかりの深いお寺
で、出家後の宇多法皇が住んでいたことから、「御室御所」(おむろごしょ)と
呼ばれていたそうですが、明治維新以降は皇族がつかなくなった為に現在では
「旧御室御所」と呼ばれているんだそうです。
京都三大門の一つ仁王門には金剛力士像があります。
下の「阿形」は怒りの感情を出した表情を、2つ下の「吽形」は怒りを内に
秘めた表情をしています。
ちなみにここ仁和寺では、太平洋戦争で日本の敗戦が濃厚となった1945年
(昭和20年)1月から幾度か近衛文麿が訪れ、昭和天皇が退位して仁和寺で
出家するという計画について話し合いがされていたそうです。もし、早々に
出家していればまた違った世界になっていたのかもしれませんね。
白書院から眺める仁王門、南庭です。
雲の間から注ぐ太陽が庭を照らして綺麗でした。
御殿の中心となる建物「宸殿」からの北庭です。
奥に五重塔が見えます。もう少し遅ければ紅葉が綺麗だったかも
ちょうど伺う1週間前にこの場所で将棋の竜王戦が開催されていたそうです。
格天井と欄間が素晴らしいお部屋でした。
今回はここまでです
次回は仁和寺の続きをご案内いたします