KATOから発売されたE231系1000番台は複数種類あり、これまでにヤマ前期、コツが生産されました。

横コツ所属の基本10両編成のK編成はK-04,17,20,22

付属5両編成のS編成はS-04,16,19,21

これらが製品化されています。(2024年時点)


これらの製品の中でも、K-20、S-19の10-520〜の2007年代の製品から運転室がシースルーになりました。

これより古い生産の2005年生産

K-04編成:10-231 E231系 東海道仕様 (基本・8両セット)+10-232 増結・2両セット

S-04編成:10-233 E231系 東海道仕様 (付属編成・5両セット)

これらは、運転台がシースルーではないので、パーツを交換してシースルー化する!というのが今回の目的です。


各製品まとめに関しては今後余裕があったらやりましょうかね


〜製品の紹介〜

さて、今回加工するのは、横コツの K-04編成 10-231,232とS-04編成 10-233です

補足説明として10-232が増結で元ヤマ車のサハ-1000となります。特徴としてはKATOの近郊E231としてはレアな東急製の車両で屋根のビート・妻面が他の車両の川重製と異なります。

ヤマ車からの組み込みという歴史がわかりやすい編成となってる訳です

ちなみに他のK-17,K20,K22と付属編成はオール川重です


組み替える部品の方

無論、床下ASSYパーツを買ってもいいのですが、お値段が…?と言う問題

2005年のK-04はビス止め台車、2007年以降のK-17等はスナップ式とASSYだと床下・室内パーツだけじゃなくて、台車も必要となり割高になります。また、ライト付きの先頭車はそもそも高い…

と言うことで、ジャンクバラシのクハE230,E231をK-17編成の10-594中心に拾ってきました

4両なのでそれなりに大変でした…



上:ビス止め台車 下:スナップ台車


〜観察〜

さて交換する前に運転台の様子を確認しましょう


左が古い方(K-04

右が運転台シースルーの方(K-17


上から




後ろから


奥が古い方(K-04

手前が運転台シースルーの方(K-17

横から


古い方のデカさわかりますよね

横から見てもわかりますね

先頭寄りのドアから多分見えますねこれ…


やはり、ダサいので交換すべき


〜加工内容〜

簡単に交換…で済めばいいのですが、そうはいきませんので切ったりする必要がありますのでご覚悟を


まずは屋根を外します


左が交換するK-04

右が部品取りとなるK-17



違いは見ればわかる通り

K-17は屋根に穴が開いてます

シースルー化するために屋根ギリギリまでライト導光をしようとしていますね




K-17の天井と見比べていい感じの位置にカッターで線を付けて、ピンバイスで穴を開けます
穴を開けて大まかに天井が取れたら、カッターで整えていきます
元のボディはK-04で、金型も後からK-17のシースルー用の穴を設けてるので見様見真似で開けるのが楽です
先頭車ジャンク拾おう!

あとはハメ直して終わりです


車両が違うのは気にしないでください…

正面から比較


側面から比較


どうでしょう

このシースルーよいでしょ


 シメ
加工必要ないかと思ったら案外すんなりいきませんでした
構想から1年安いジャンク先頭を探して回りましたわ〜

※今回の加工はビジュアルを気にする方向けで、KATO製車両の分解が容易にできる方、穴あけ等の加工ができる前提となっています。
加工の参考にしてください