3月7日21時40分頃、乙女座で満月を迎えました。
満月を迎えた約１時間後の22時36分頃に土星が水瓶座から魚座へ移動。
土星はここから2026年2月14日までの約3年魚座に滞在します。
今回の満月は、その土星魚座期に影響を引き継いでいくようなエネルギーを持った満月でもあると思います。
また、これまで行ってきた魂のクリアリングによって導き出した自分の回答が見えてくるようなタイミングでもあり、それをこの世界でどう形にしていくのか、その課題を提示されるようなこともあるかもしれません。
それらを踏まえつつ、3月21日に迎える春分、新しいサイクルの始まりに向けての、整理整頓・清算・浄化の時間。
今回の星読みトピック
◉ 乙女座満月のエネルギー
・ 月・太陽・火星で形成するTスクエア と、月・太陽・天王星で形成する調停
・ アセンダント・MC・ディセンダントで形成するTスクエア
◉ 土星魚座期のテーマについて
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◉ 乙女座満月のエネルギー
〜宇宙の大調和に導くための魂の解放〜
・ 月・太陽・火星で形成するTスクエア と、月・太陽・天王星で形成する調停
月は乙女座17度に。
『噴火している火山』
● 自分の中で長い間抑圧されてきたもの、無いことにしてきたものが噴き出す。
そのことによって生活の安定や秩序は奪われるが、真に生気を取り戻す。
という意味の度数。
月を照らす太陽は魚座17度。
『復活祭の歩道』
● 秩序や制約のないカオスのような場で、自由な生命力の解放を感じる。
● 世の中の多くの人が押さえつけ眠らせている衝動を刺激して、集団を興奮の渦に巻き込んでいく。
という意味の度数。
ここしばらく、自分を縛るものから自分を解放するエネルギーが後押ししていますが、この乙女座満月はその集大成のようなエネルギー。
3月21日に迎える春分あたりから、エネルギーの流れがまた大きく変わっていきます。
それまでに魂の望む生き方に沿って、不要なものを断ち切り、自分の心・身体・環境を整えていくことで、訪れる新たな流れにスムーズに乗っていけると思います。その最終調整の時。
乙女座は、他者の世界に入る前に自己の全体像を把握し調整をするサインでもあります。
誤魔化しのない自己覚知。自分のありのままを受け入れたところから始まる現実の根本からの調整。
根本の認識が間違っていると、その先のルートも間違ってしまいます。
魂の声に従って選択し、思うような結果が得られなかったとしても、都度魂の声を聞き自ら選択しつづけることで、だんだんとピントが合ってくると思います。
自分の魂が望んでいることをしっかりと見極めていくこと。
自分の中に矛盾を抱えたまま表向きの秩序に従ったとしても、その矛盾は抑えきることはできずマグマのように噴き出してくる。
生命の力が抑圧されることで、生み出し続ける世界の歪み。その連鎖を断ち切る時。
混沌とした正直な自分の生命の力を受け入れること。そして自分の生命の力の手綱を自分がしっかりと握り乗りこなすこと。
そこから本当の秩序を生み出していく。全て解放し切った先に生み出される本当の秩序。
自分の魂の望みを信じ、抜け切らなくては見えない世界。
生命の力が湧き起こるのを感じ、歓びに生きることを選択する。
水瓶座新月・獅子座満月の星読みでも書いてきましたが、未熟なエゴではなく魂からの純粋なエゴを発動させることが重要です。
自分の魂が純粋に望んでいることを望んでも良いとし、自分に課した抑圧から解放する。
同時に、魂が自由であることに対し自分がしっかりと責任を持つこと。
宇宙・魂・心・身体の完全なシンクロは、水瓶座新月の翌日、1月23日の金星・土星コンジャンクションのテーマでもありましたが、
魂を解放する許可を自分が自分に安心して出すためには、宇宙的大調和と自分の魂・心・身体とがシンクロしていることが重要です。
この辺りは、土星魚座期のひとつの課題として継続されていくのだと思います。
そんな月・太陽に火星がTスクエアという成長を促す葛藤の配置に。
火星は双子座22度。
『田舎踊り』
● 活動と休止のバランスをとる。
● 自分に必要な仕事はこなし、あとは整理して自分の生活の中にのんびり楽しむ余裕をつくる。
● 自然の営みに沿った自然なサイクルに合わせて生きる。
●太陽暦と太陰暦のような、交感神経と副交感神経のようなバランス。
という意味の度数。
自然のサイクルから逸脱した生活、自分の体の限界を超えた活動、タスクに追われた忙しい毎日、刺激過多、情報過多。
そんな生活から一旦離れ、自然の時間の流れを感じ、自分の身体や心の声を聞くこと。
当たり前のこととして抱えていたたくさんのタスクを少し傍に置き、生き物としての自然な暮らしを意識してみる。
やらねばいけないことに追われて、生きている歓びを感じることを忘れてないか。
自分の抱えているタスクを整理し、そうなってしまう生き方を根本的に見直し調整してみてください。
自分自身を取り戻せるゆったりとした時間の中で生きること。
火星はただ今、双子座に長期滞在中ですが、本当の豊かさや歓びに繋がらない過剰な活動や過剰な情報の見直しも、度々メッセージとして訪れているので、今、重要な要素なのだと思います。
何のための行動なのか。そもそもの部分を見直してみる。
あれこれ考える前に一旦休止し、感じてみること。
自分との調和が宇宙との調和にもつながっていきます。
疲労したマインドを休め、自分の歓びを感じたなら、その根底にある宇宙的調和の世界まで意識を向けてみてください。
また、満月には天王星が調停という能動的な後押しを促す配置に。
水瓶座新月辺りから引き続き、目覚めよ人類！のエネルギーは後押しを継続中。
天王星は牡牛座16度にあり、旧社会的なこれまでの価値観、固定観念を外し、これからの時代に実現していきたい要素を模索するよう促しています。可能性を開いていくものに意識を向けること。
月は11ハウス、未来への展望・自由や理想を実現する部屋に。太陽は5ハウス、自分の純粋な創造性を発揮する部屋に。
天王星は7ハウス、他者との関わりや外側から入ってくるものを示す部屋に。
未来のビジョンから今を創造していく。これまでの経験値に基づいて想定した未来ではなく、自分が創造したい未来であること。
新しいアイデア、体験したことのない未知の世界にたくさん触れて、自分をアップロードしていく。
自分が外側に求めるものを変える事で、外から入ってくるものが変わってくる。そんなイメージも。
人との関わり方、取り巻く環境のリフレッシュ。自分の概念を覆し、新しい感覚で外側の世界を捉えなおす。
自分に大きく影響を与えている人や環境との関係性が変わる・変えることで、状況が動き出すようなこともあるかもしれません。
変化を起こしやすい時だと思います。
何れにせよ、まず自分が何を求めるのか、が大切。
これまでの価値観に捉われない、新しいものを意識してみること。
・ アセンダント・MC・ディセンダントで形成するTスクエア
全ての始まりを示すアセンダントは蠍座5度。
『大きな岩場の海岸』
● どんな強い感情をもってしても、がんと動かない現実に気づく。
● 感情の無力さを感じるが、それを超えてさらに大きな力を手に入れ、動かぬ現実を変えてみたいと思う。
● 集合意識、民族性の違い、身分・社会的立場、などなど、個人の感情だけでは太刀打ち出来ないような壁を乗り越える強い思い。
波（感情）はいつか大岩の形を変形させることが出来る。
という意味の度数。
他者のいる世界の始まりを示すディセンダントは牡牛座5度。
『開いた墓の前にいる夫を亡くした妻』
● 支えとなっていた外的要因が無くなることで、改めて自分本来の資質や価値に目を向ける。
● 人生の価値は自分で創り出す、という自覚を持つ。
という意味の度数。
到達点を示すMCは獅子座9度。
『ガラス吹き』
● 自分自身から湧き起こる情熱を吹き込み、自分の全てを託した自分の望みの形のものを創造する。
● 内部に自分自身を込める。
という意味の度数。
いくら心が願っても、現状では難しいことに直面することもあるかもしれないけど、それでも願いを込めていく。
魂が望む一番の願いを見誤らないように。
自分が体験したいこと、本当の愛と豊かさを感じる人生からブレずにいること。
誰かや状況のせいにしていても何も生み出すことは出来ない。自分を縛っているものの正体に気づき、抜け出していく。
自分が世界を創造する力を持つこと。
自分の魂から湧き起こる生命エナジーを放出する。
今出来る出来ないではなく、到達点である未来からのビジョンに合わせて、今を創造すること。
アセンダントとディセンダントには、魂のルートであるドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが重なっています。
今魂の願いを込めたものが、この先の魂ルートに影響していくような、これから出会っていくもの、進んでいく道筋に影響していくような、ひとつの大きな分岐点となる時でもあると思います。
満月のエネルギーの要点をシンプルにまとめてある感じですが、宇宙から人類に向けた激励の言葉だと思ったので記しておきます。
◉ 土星魚座期のテーマについて
最初にも書きましたが、満月を迎えた約１時間後の22時36分頃に土星が水瓶座から魚座へ移動。
土星はここから2026年2月14日までの約3年魚座に滞在します。
この乙女座満月のエネルギーは、土星魚座期に吸収され、ベースとなって影響していくようなイメージ。
乙女座ー魚座は向かい合うサインで、乙女座は現象世界、魚座は精神世界も示しますが、見えないものの世界と実際的な世界の統合、というイメージも湧きます。共にあることが当たり前の世界。
魚座は、牡羊座から始まる12サインの最終サインです。
これまで築いてきたあらゆるものの境界を溶かし、浄化し、その中から取り出した大切なエッセンスを新しく始まるサイクルの牡羊座へ引き継いでいきます。
個人の領域を超えたワンネスの愛と調和のエネルギー。
乙女座満月が示すように、魂が解放されても調和し、全てが輝くように全体で補完し合うような世界。
それは、カチっとしたルールがなくてもシンクロ的に発生していくのかもしれません。
土星が滞在するので、種族や次元までも超えたあらゆるものとの共存共生。優しさや助け合いがベースとなるような社会の構築が進のではないかと思います。
土星は4ハウスに。4ハウスは基盤となるものを示します。
これまで築いてきたもの、支えとなってきたもの。
社会のベースとなっていたもの、家庭のかたちや経済基盤や国家システムなども含め、あらゆる価値観が一度分解され、愛と調和をベースとした本質が見直され構築し直していくイメージ。
まずはコミュニティーなど心が行き届く小さな単位での助け合いを確立していく、というイメージも湧きます。
より良くなるために、手放さなければならないものもたくさんあると思います。
新しい世界に引き継いでいく本当に価値のあるものを、この土星魚座期で精査していくこと。＊このあたりは前回の魚座新月の回でも書いているので併せて読んでみて下さい。
また、水瓶座新月の翌日の土星・金星のコンジャンクションが示していたように、宇宙的大調和と自分の魂・心・身体とがシンクロは、この土星魚座期ではとても重要なテーマになってくると思います。
今回の満月でも魂の解放を促されていますが、宇宙的大調和を個人に引き継いだ魂と自我がしっかりと結びつくことで、自分自身の望むことが、この世界を調和に導く指針となっていきます。
その感覚を、この土星魚座期でしっかりと落とし込んでいく。
この辺りは、ここしばらくの海王星・木星・金星の動きからも、エネルギーが届いていると思います。
海王星は魚座のルーラーであり、現在魚座に滞在しながらエネルギーを最大限に発揮中。
土星が魚座入りし、ここから土星と海王星の共同作業というイメージ。
また、木星・金星は海王星からの流れを個人の領域に持ち込むルートでもあります。
2月15日に海王星と金星が魚座25度でコンジャンクション。
『聖職の浄化』
● 精神性の理想の追求の結果として実世界で起こったことを最後まで見届ける。
● 自分が善行だと信じてきたもの、理想や信念を遂行するにあたり、その裏で犠牲にしてきたものの存在を知る。
● 自分の内面・精神性を追求することを重視し、外側・現象に気をとられることを愚と見なし、外側を過小評価（軽視）してきた結果、外側、世俗的な事にたくさんの処理出来てないことを残してしまう。
という意味の度数。
3月2日に木星と金星が牡羊座13度でコンジャンクション。＊過去の傷などを示すキロンともコンジャンクション。
『成功しなかった爆弾の爆破』
● 社会を早急に改革しようとしたり、新しい概念による画期的な変革をもたらそうとするが、考えの浅さによって失敗する。
宇宙の大調和の世界から個が生み出され、この世界に自分自身の生み出した歓びを肉体で感じる世界を創造するはずだったのに、個の分離感を超えることができず、その結果、根源の愛、大調和への信頼を失い争いや破壊を生み出してしまった。
愛と力の分離。精神世界と物質世界。愛とテクノロジー。女性性と男性性。いろいろ。
分離の傷を乗り越え、もう一度、挑戦する時が来た。
土星魚座期は2026年2月14日までですが、その後牡羊座へ移動し、2026年2月21日に、少し前に牡羊座へ移動している海王星と牡羊座1度でコンジャンクションします。（ 牡羊座の爆発力を考慮すると、すごい事が起こりそうな気もする。。w）
牡羊座は、魚座の宇宙的大調和の世界のエッセンスを引き継ぎながら分離し、この世界に個としての肉体を持った自分自身を生み出していくサインです。
うまく説明が出来ないですが、、個を持って、この世界で大調和を実現していくこと。
その、個と宇宙の繋がりの感覚を土星魚座期でしっかりと取り戻していくこと。
3月21日春分の翌日22日は牡羊座で新月を迎えます。
2023年は牡羊座で新月を２回迎えますが、4月20日に迎える２回目の新月は日食を伴う新月となり、牡羊座の個をこの世界に放つエネルギーを力強く押し出していきます。
また、春分、１回目の牡羊座新月のその翌日３月23日には、冥王星が水瓶座へ一時移動します。かなり大きな変容の時となりそう。
新しく築いていく世界、宇宙的大調和と個の持つエネルギーを共立させていく世界の大きな後押しになると思います。
とてもシンプルでわかりやすいメッセージ。
そのエネルギーに乗っていけるよう、この整理整頓・清算・浄化の時間を大切に使って下さい。