
道中の店でちくわを買って食べた。

百婆仙追慕像というのがあって、陶器でできた女性の像がまつってあった。百婆仙とは、秀吉の朝鮮侵攻で肥前に連れてこられた陶工の一人で、韓国ドラマ「火の女神チョンイ」のモデルになった人物だとか。
当時は多くの陶工が連れてこられ、以後、肥前は陶磁器の産地として発展する一方で、朝鮮半島の焼き物文化は衰退することになる。

太宰府でおなじみの梅ヶ枝餅を売っている店もあったが買わなかった。

通りから横にそれた路地に人がいるのが気になって見てみると、「ごどうふ販売」と書かれている。いったいなにか?

路地を入っていくと、さらに奥に看板があった。

奥にはとても店に見えないごどうふの販売店があった。

これが「ごどうふ」。

店で買ったばかりのものをそこで食べることができる。持ち帰り用はタレがついているが、タレがないほうが少し安い。店の前のテントでは親切にタレやお箸などが用意してある。

専用のタレは少し甘口だがそれがよく合う。ごどうふとは豆乳を練って作ったもので、食感は胡麻豆腐のよう。ひんやり冷えたものをその場で食べるととてもうまい。持ち帰り用も買った。

ごどうふ販売店のある路地のさらに奥には窯元らしきところもある。レンガの煙突が。

さらに別のところでもレンガの煙突がいくつも立っている。

こうした煙突は現役なのだろうか。

辻にある石を削ったほこら。

川。

川底には陶磁器の破片や窯道具が落ちている。焼き物の街らしい。