
「トガリアミガサタケ」の胞子。400倍。楕円形で平滑。

小型の黒っぽいきのこ。はたして?

ヒダはやや疎でピンクを帯びているからイッポンシメジ属だろう。

ヒダを顕微鏡で。右下がヒダの先端部。

ヒダの先端部。特にシスチジア(突出した細胞)は見られない。

胞子。イッポンシメジ属の胞子は多角形なので特徴的。

参加者が近所で見つけたヒドナンギウム・カルネウムという地下性菌。

見た目は松露みたいだが、実はコレ、キツネタケの仲間がこういう形に進化して地下に潜ったもの。以前はこうした形の菌類は同じグループと思われていたが、実はイグチやベニタケ、ハラタケなどいろんな分類のきのこがそういう姿に進化したものだと判明した。

断面を見ると、迷路状の構造になっている。こうしたきのこは、もとはカサにヒダのあるきのこが丸まって、ヒダを内部に収納したもの。こんな赤茶色の色合いがキツネタケ属に似ている。
ちなみに、「ヒドナンギウム・カルネウム」というのは、以前はコイシタケの学名とされていたもの。しかし、もともとは別物で、オーストラリアとかでユーカリの樹下から発生するもの。それがなぜ日本にあるのかというと、公園に移植されたユーカリにくっついてやってきたのだろう。

胞子。丸くて全体が刺に覆われている。こうした胞子の形はキツネタケ属とよく似ている。

地下鉄には「地下鉄に乗るっ!」のキャラを使った「選挙に行くっ!」というポスターが貼られていた。今度の日曜日は市町村長や議会の選挙があるので、選挙のあるまちに住んでいる人はちゃんと投票しよう。棄権する人は白紙委任なので、どうなっても文句言わないように。