
3月の京都御苑きのこ会。今回もらじかる氏が参加
集合場所の堺町休憩所前のテーブルには今回のコース図が置かれているので、遅れて到着しても、今回どのコースを回っているのかわかる。

会の案内チラシにはいつもきのこ塗り絵がついているのだが、今回は世話人の孫が描いたという絵が。これを塗るのはなかなかむずかしい。

ここで思わぬピンチに。デジカメの電池が切れてしまった。
もうひとつ一眼を持っていたが、こっちはメモリーカードを忘れてしまった。
このままでは写真が撮れぬ。しかし、電池の切れたカメラのカードを一眼に入れることで写真を撮ることができた。しかし、コンデジのように気軽なスナップ撮影には慣れていないので苦労する。これは枯れ枝のキクラゲ。

小さいのでわかりにくいがヒダが鋸歯状になっているチヂレタケ。

さっきのはたまにみかけるオリーブタイプだったが、こっちは茶色いキクラゲらしいキクラゲ。

3月になると出てくるアミガサタケ。こういうタイプを見るとトガリアミガサタケというところだが、これは実際にはアシボソアミガサタケかもしれない。柄のつきかたや頭部に対する太さがちがうのだとか。

こちらは幼菌。やはり、イチョウの木の下にある。アミガサタケは本来菌根菌ではないようだが、イチョウや桜の下に出ることが多い。なんらかの関係があるのかもしれない。
ちなみに、最近、「トガリアミガサタケ」に付けられた学名が規約に反していて、無効なのだとか。さらに、DNAを調べる過程で数種類に別れる可能性があるのだとか。

松ぼっくりから生えるマツカサタケ。ちょっと古くて苔むしている。

マツカサから出るきのこを研究している人が持ってきた、ドイツトウヒから出るきのこ。これがほんとのマツカサキノコ。

丸太の断面に広がるミダレアミタケみたいなきのこ。カサがあるのに、平面的にも広がる。
この近くに今頃の時期にトキイロヒラタケが出るということで、見ると古いオレンジ色になったヒラタケ型のものがあったが、遠くてよくわからない。初夏に出るイメージだが、ほんとにトキイロヒラタケなのか?

枝についたコガネニカワタケ。

4月のモクレンが咲く頃、根元に見られるきのこ。これはモクレンの花弁にとりついて菌核を造り、きのこを出すモクレンのキンカクキン。このときはまだ少なかったが、今頃たくさん出ているかも。