
久しぶりに奈良へ行った。目的は10月26日から開催中の正倉院展。
奈良国立博物館に9時半到着。それでも館内はけっこうな人出だった。
10時半ごろ見終わって出てくると、入場待ちの列が続いていた。

興福寺境内では中金堂の復元工事の最中。

12時少し前だが昼飯を。近鉄奈良駅に近い通りにある「三好野」。「びっくりうどん」とのれんに書いてある。創業60年ほどとか。

いろいろセットメニューがあるが、1日10食限定という若草定食を。とんかつと御飯とうどんのセット。とんかつはちょっと薄くてなぜかほんのり塩味がついている。このかつが大きくなると万葉定食になるんだとか。普通の食堂というかんじ。
昼前なのに満席に近い繁盛ぶりだった。

この通りに面した餅屋はテレビに何度も出ている。ここの高速餅つきパフォーマンスが人気。すべての行程を杵つきでしているわけではなく、大部分を機械でついておき、最後の仕上げ?でパフォーマンスを行う。最初は2人一組でそれぞれ杵をもって交互につくが、最後はひとりが餅をひっくりかえす役になり、超高速でつきあげる。

つきあがった草餅にあんこを入れて、黄粉をまぶした餅が食べる。できたてを買う。130円。水分が多いのでやらかい。

次なる目的はきのこ。むかしはよく奈良公園にも来ていて、公園内でオオツルタケが林立している光景を見たりしていた。春日大社への参道の横には照葉樹林があり、鹿が多い。こういうところではきのこも探すが、チョコボール地雷にも気をつけなければならない。1個もふまずに歩くことは不可能。
動物の糞(馬糞とか)から出るきのこはあるのに、不思議と鹿の糞では見た記憶がない。

やっと見つけたきのこはムラサキシメジ。落ち葉に埋もれかけていたが、地雷に気をつけて足下を見ながら歩いたので、見つけられたのかもしれない。

所々に古い土塀の跡が残っているのが奈良らしい。

やがて広い原っぱが見えてくる。ここは飛火野。
「青芝に腰を下ろせば鹿の糞~」とはよく歌ったもの。