
ハンノキイグチ(榛木猪口) Gyrodon lividus
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱イグチ目ヒダハタケ科ハンノキイグチ属
gyrodon ギロドン(ギリシャ語の「円」+「歯」より)
lividus リウィドゥス(青みを帯びた)
秋にハンノキ属の樹下に発生する。
カサは径5~12cm程度、表面は湿時粘性があり、褐色~黄褐色で多少綿毛状。
管孔は垂生し黄色から黄褐色~帯オリーブ褐色になる。孔口も同色。
傷つくと青変し、のちに褐変する。
柄は長さ4~7.4cm程度で表面はカサと同色かやや暗色で肉はは淡黄色、切断すると管孔の上部及び柄の上部でやや青変する。

管孔が柄に対して垂生しているので、逆さに見ると、管孔が柄のほうにむかって登っているように見える。この個体はやや古く、管孔が所々青みや褐色がかっている。
2012年9月、岐阜県で撮影。
この種のように特定の樹木との関係が深いものはそれが発生しているかどうかはそこの林相によってある程度決まってくる。
これも住んでいる近辺では見られず、信州らしい?