いつもの観察会2月 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

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今日も又寒かった。朝から雪がちらついた(というよりも一時吹雪いていた)
神社の舞殿では剣舞が奉納されていた。

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ここまで寒いと目に入るきのこのほとんどが硬質菌。
最近はナラ枯れで切り倒された丸太が置かれているので、いろんなものが出てくる。
これはスエヒロタケ。

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薄暗いシイ林の林床では実生苗はほとんど大きくなれないが、大木が切り倒されて明るくなるといっせいに成長しはじめる。この山でシイといえばコジイ(ツブラジイ)。

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冬場には少ないが、あえてこんな時期に出てくる種類もある。エノキしかり、ヒラタケしかり。
これは今の時期に見られる数少ないベニタケ属のカラムラサキハツ

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切り株からはシイタケが出ていたが、さすがに寒いのでなかなか大きくならないのだろう。

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カシサルノコシカケがずっと出ていたシイが切り倒されていた。大きな幹は輪切りにされて置かれていた。いずれこれからもいろんなきのこが出てくるのだろう。

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断面を観察すると、中心部は褐色腐れを起こし、左のほうは白色腐れを起こしている。カシサルノコシカケは白色腐朽菌なので、中心部は別の菌類におかされているのだろう。

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これも今頃の季節に発生するクヌギタケ属のセンボンクヌギタケ

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これが今日の収穫。やはりほとんどは硬質菌。
今回もまじめに「マンション」を使って細かいものも採集した。
今の時期は午後から会場を移動して室内でスライドを使った勉強会をしている。