東京紀行1 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 東国演義!

少し前までは少年は外で遊んだ それが彼らの日常だった
ゲームと話すより泳いでる魚捕まえ きのこの名前など覚えたものだ
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
そのときすでに我は 少年を道連れにしている
先探しているから 迷わずに付いておいで
名前調べる頃を見計らい 図鑑出してあげるよ

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10月の連休中に東京へ。いちばんの目的は連休最終日の千葉菌観察会だが、その前に都内のスポットを巡る計画。
ということで、金曜日の夜にバスに乗って東京へ。

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東京から浅草へ。向こうにスカイツリーが。ということは、目的地はもう決まっている。
朝から浅草のパン屋へ行ってシベリアを買うのだ。

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池袋経由で西武ドーム前へ。なんだか人出が多いと思ったら、この日はここでデーゲームがあるのだとか。屋台とかも出ていてにぎわっていた。
そういえば、この近くにはnaoタソの母上とその愛猫レオタソが住んでいるのだったかな。

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ドーム前から狭山丘陵を目指して歩く。ほどなくお寺にさしかかる。

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寺の周辺になにかないかと探してみたら、あったぜ、シロウロコツルタケアクイロウロコツルタケとともにかつては「フクロツルタケ」と呼ばれていたものだ。

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ここには八角形の五重塔がある。近くで外国人の一家が記念撮影をしていた。
ブルースリーなんかがこういう塔を登りながら敵を倒していくのだろう。

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カサの表面がちょっとかわっていたのでなんだろうと思ったが、よく見るとムラサキヤマドリタケだった。このきのこはカシの木があるところによくあるが、たしかにすぐ横にあった。

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これはきれいに重なっているカワラタケ。かつては薬の原料として期待されていたが、それほどの効果がなかったようだ。

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柄には灰色のだんだらみたいなの、ヒダは灰色に縁取られているオオツルタケ

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これはなかなかきれいな形をしているテングタケ。テングタケらしい形といえる。

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近くには幼菌もあった。根本のツボに一重のリングがある。
ここは次々と大型きのこが見つかる、きのこのパラダイスだったのだ。

次回、採集紀行伝 東国演義
第2話「地を占める」
いざゆかん、民のために!