きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 東国演義!
それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ

水元公園の翌日、17日は千葉での菌類観察会に参加。
朝、東京から千葉へ電車で移動し、千葉駅から会場前までのバスに乗り込んだ。
バスは30分の時間と500円ほどの料金をかけて到着。10分ほど歩くと会場へ。

一見、茶畑のようにも見えるが、これはピーナッツ畑。いかにも千葉という光景だ。

会場の泉自然公園の入口前道路。トチノキの並木道になっている。

観察会の集合場所は公園を入って、駐車場の一番奥のほう。そこまでに歩くだけでもいろんなきのこが見えた。これは豊作の予感。これはアセタケの一種。

こんなツルタケもあったりして。

これまたちがうアセタケの一種。

いざ、観察会に出発。
今回は流水・紫雲さんも体験参加。水元から車でやってきて、朝8時くらいには到着していたらしい。こんな吊り橋を渡っていく。

眼下には長細い池が見える。堀を巡らしたかのような長細い池があり、その周辺の道を歩いてもいろんなきのこが見つかるのだ。

最近の天気でどうかなと心配もしたが、そうでもないよう。このころ千葉市周辺ではそれなりに雨が降っていたようだ。ウスキテングタケを発見。

仲良く並んだテングタケペア。水元公園に出ているものと似ているように思える。

出た、毎年見られる、全身けむくじゃらのなぞのきのこ。
おそらくキツネノカラカサ属と見られているが、正体不明。
次回、採集紀行伝 東国演義
第11話「団地ライフ」
いざゆかん、民のために!