テングタケ | 三十九さんの部屋

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テングタケ(天狗茸) Amanita pantherina

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目テングタケ科テングタケ属
amanita アマニタ(小アジアの地名から)
pantherina パンテリナ(豹の)

夏~秋に広葉樹林の地上に発生する大型きのこ。
カサの径は4~25cm程度、まんじゅう型から平らに開く。
表面は灰褐色~オリーブ褐色で白色のイボをちりばめる。周辺には溝線あり。
ヒダは白色で密。
柄は長さ5~35cm程度で白色、根本は膨らんでリング状のツボの名残がある。
柄には白色で膜質のツバがある。
上の写真2点は京都市内で撮影。

テングタケの仲間は幼菌時にきのこ全体を覆っていた外皮膜が細かくちぎれてカサに残るものが多く、それが水玉模様のきのこのイメージとなっている。
有毒種で、人間が食べたら中毒するだけでなく、その毒成分はハエの捕殺にも利用された。
大型きのこのイメージがあるが、実際には思ったよりも小さくて貧疎なことが多く、大きな立派なきのこであるというイメージは同属のイボテングタケによるものが多いと思われる。
以前は混同されていたイボテングタケは松やモミなど針葉樹と共生する菌根菌で、全体的に大型である、カサのイボが立体的で褐色を帯びる、根本のリングが多重である、ことなどが特徴。

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2012年7月、東京都水元公園で撮影。
ここではシラカシやスダジイの根本に発生していた。

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幼菌。同じく水元公園で。きゃわいい~