
イロガワリシロカラカサタケ(色変白唐傘茸) Macrolepiota alborubescens
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目ハラタケ科カラカサタケ属
macrolepiota マクロレピオタ(大きなキツネノカラカサ属)
alborubescens アルボルベスケンス(白い+赤くなる)
夏~秋に積みわらや堆肥、畑地など有機物の多い場所に発生する。小型~中型きのこ。
カサは淡黄色~類白色で、のちに表皮は裂けて鱗片となって散らばり、繊維状の地肌を表す。
肉は白色で傷つけると赤変する。
強い粉臭がある。
柄は根本がややふくらみ、白色で古くなると汚褐色。
膜質のツバは可動性。
ヒダも胞子も白色。
2012年7月、東京都水元公園で撮影。
流水・紫雲さんに申し訳ないが、どうやらこれはツブカラカサタケではなく、こちらのようだ。
ツブカラカサタケはカサや柄が褐色の鱗片に覆われ、柄も根元がカブラ状に膨らむ。
最初に見たときから違和感があったが、今になって確信した。
というか、ツブカラカサタケで書くつもりだったのが、直前になって気がついた。

幼菌。カサがちょっと洋なし型に見える。
ツブカラカサタケだと、この段階で鱗片に覆われていてかなり茶色く見える。

流水・紫雲さんが以前、カットしたところを掲載し、そこでも赤変していたが、まさにそのとおりだった。この写真でも、柄の一部が赤みを帯びている。