ハナイグチ | 三十九さんの部屋

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ハナイグチ(花猪口) Suillus grevillei

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱イグチ目ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属
suillus スイルス(豚に関係した)
grevillei グレウィレイ(Grevill氏への献名)

夏~秋にカラマツ林の地上に単生~群生する。中型~大型きのこ。
カサは黄金色~帯褐橙色~赤褐色で、著しい粘性がある。
管孔は濃黄色で直生~やや垂生する。
肉は黄色。
柄は淡黄色で膜質のツバがある。ツバよりも上は網目があり、網目以外の部分は褐色の粒点に覆われ、ツバから下は黄色でのちに基部をのぞいて褐色となり繊維状で粘性がある。
カラマツ林のある高地や北国などでしか見られない。
信州では「じこぼう」と呼ばれる。この名前は「もののけ姫」に登場する怪しげなキャラの名前として使われている。
北海道では「らくよう」と呼ばれ、カラマツを「落葉松」というのにちなんでいると思われる。
2011年9月、岐阜県日和田高原で撮影。

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こちらはカサの色が黄色っぽいタイプ。

2013年9月23日追加
上にもカサが赤茶色いものから黄色っぽいものまであると書いているが、海外の文献ではS.grevilleiのカサは黄色っぽいとなっているという。実際に「世界きのこ図鑑」を見ても、カサが黄色っぽいものが掲載されていて、そちらのほうがS.grevilleiなのではないかと言われる。では茶色いほうは?