ムラサキホウキタケ | 三十九さんの部屋

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ムラサキホウキタケ(紫箒茸) Clavaria zollingerii

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属
clavaria クラウァリア(棒状の)
zollingerii ゾリンゲリイ(献名)

夏~秋に林内地上に発生する。小型~中型きのこ。
地上部から2~3回分岐してややホウキタケ状になる。
淡紫色~すみれ色で、茶色がかることもある。
肉も同色でもろい肉質。
その形や「ホウキタケ」という名前から、ホウキタケ属(ラッパタケ目)と関係あるかのように思えるが、まったく関係ない。
むしろ、ムラサキナギナタタケと同じ仲間。

2011年7月、京都市内でいつもの例会中に撮影。

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最初の写真と同じアングル。
同じカメラでも、最初の写真のように絞り込むとシャッター時間が長くなり、被写界深度が深くなる。
そうすることで、ピントを手前に合わせた場合、だんだんと奥へ向かってピントがあっていく。
それによって奥行きのある今回のようなきのこでは手前と奥にもピントがあう。
逆に絞りを開放してシャッター時間が短くなると被写界深度が浅くなるので、手前だけはっきりとピントがあって、奥はぼけてくる。
どちらがよいかはそのときのシチュエーションとお好みで。
「写真」としては主役が強調されているほうがいいのかもしれないが、記録としては情報量が多いほうがいいので、たいがいは絞り込んでいる。しかも、薄暗いところやわざと日陰にして撮影するので、きのこ撮影では三脚が必須。
きのこ撮影では「三脚(+自由雲台)」、「白いカサ」「レフ板」が必須アイテム。

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同じものを今度はコンパクトカメラで撮影。
三脚は使っておらず、シャッタースピードが短い。
同じきのこでもこんなに写り方が異なる。実際はここまで色鮮やかではない。