チャタマゴタケ茶色型 | 三十九さんの部屋

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チャタマゴタケ(茶玉子茸) Amanita similis

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目テングタケ科テングタケ属
amanita アマニタ(小アジアの地名から)
similis シミリス(類似の)

夏~秋に主としてシイ・カシ林の地上に発生する。中型~大型きのこ。
形態的にはタマゴタケと同じ。
カサは白い外皮膜を破って現れ、先端部がやや尖る玉子型から中央部がやや盛り上がる平らに開く。
表面は平滑で周辺部に条線がある。
ヒダは密で黄色を帯びる。
柄は円柱状で淡黄褐色の地に茶褐色を帯びるだんだら模様がある。
ツバも同色。
根本のツボは膜状で白い。

以前はタマゴタケの亜種とされていたが、DNAの分析で別種として扱うのが適当であるとされた。
赤いタマゴタケがコナラ林などにも発生するのに対し、チャタマゴタケはシイ・カシ林が主で、どちらかというと西日本に多いように思われる。おそらく照葉樹林帯と分布が同じなのかもしれない。

チャタマゴタケにはこの「茶色型」のように茶色味が強いものと、かなり黄色い「黄色型」がある。さらに全体が白色の「白色型」もある。
これらの写真は2005年~2009年のいずれも7月に京都や奈良で撮影。
その舞台はいずれもシイ・カシ林。

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他の類似したテングタケ科のきのことちがい、ヒダが黄色みを帯びているのがタマゴタケの仲間の特徴であり区別点。

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柄やカサは黄土色~茶褐色だが、根本のツボは白い。

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